ふわり舞い降りる雪
僕の生まれた街には 今年も雪が舞い降りてきたあなたの生まれた街には 今年も雪が舞い降りてきたんだろうな僕は駅で あなたが列車から降りるのをずっと ずっと 待ち続けていたあなたが 駅で待っていてくれたのが 見えたずっと ずっと ベンチに足を組みながら 煙草をあの日 あなたの後ろ姿を追って見失ったけどあの日 あなたが肩まで伸びた髪 そっと触れた指先をあの日 あなたがうつむき涙したことをあの日 わたしは あなたに見つからないようにあの日 わたしは あなたに泣き顔を見られたくなくてあの日 わたしは ・・・・・・僕はずっと ずっと 見守りながら心の中で つぶやいた「いつも 傍にいるからね」わたしは 心の中で 叫んだよ「いつも 一緒だよね」ふわり舞い降りる雪の中に あなたの髪が短くなって僕に微笑んでる あなたが 見えた雪の中にキラリと光ったあなたの優しさが 「好き・・・・」つぶやいたのあなたに向かってね