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カテゴリ:男組み
注)この話はジャージ女Mが、海外生活の癖が抜けきれず、むやみにフレンドリーで 老若男女関係なく笑顔+声掛け(日常会話トーク)をしていた頃に起こった実話である。 ある秋の日にジャージ女Mは、暇をもてあまし ツタヤにビデオを借りに行った。 ジャージ女Mのドレスコードは ギャップの古びた雑巾色のようなフリースと 大昔はやったアディダスの三本線のジャージである。 その日もいつものように、昔の癖からか むやみに人に話したかけたくなる 『あぁ!!その映画は昨日見た!!感想とお勧めのコメントを言いたい。』 でも、ここは我慢我慢。唯でさえ変人に見られてしまう私なのに これでは本物になってしまう・・。 そう自分に言い聞かせ、ジャージ女Mはビデオ屋を後にする。 夜道を歩いていると、かすかに 『すみません。』という声が聞こえた気がした。 振り返ると暗闇に小さくなった男が一人。 聞き間違えと思い、また歩き出すと 後ろからかすかに『すみません。』という震えた声。 振り返るとさっきの挙動不審な男。 目は右へ左へと泳ぎまくり、長身のため体をちぢこめる その姿はまさに不審者そのもの。 あれで子供に声をかけたら完璧な性犯罪者である。 こんなに挙動不審に声をかけてくる人は、後にも先にもこの人物だけであろう。 本物の不審者も、もっと堂々と痴漢行為をするであろうに・・。 ジャージ女Mは、なぜか不思議とこのシュチュエーションを気に入ってしまったのである。 普段普通に『今度遊ぼうよ。』『飲みに行かない?』などと 定番の口説き文句で、口説かれるよりも異常な空気・ あまりの挙動不審さに笑いまでこみ上げ、その意外性に惹かれてしまったのである。 その時ジャージ女Mはケータイを携帯していなかった為、 『電話番号教えて。後でかけるから。』と言い放つと、 (いい加減なジャージ女Mが電話をかける可能性は0である。) 挙動不審男は、いままでのひ弱振りから一転し、 『じゃあこれから、映画見に行かない? ケータイあとで掛けるって言ってかかってこなそうだから。』 すごい展開である。始めて会ってあれだけ挙動不審な男と 映画を見に行く。というありえない行為に ジャージ女Mさんの心は又しても、ときめいてしまうのである。 数日たったある日、私は気になっていた二人の動向について聞いてみた 『最近まだ、あの挙動不審な男とあってるの?』 『顔は岡田准一みたいでかっこよかったんだけど、 キスしたら口が生ゴミみたいな、例え用のない汚臭だった。 それから会ってない。』 恐るべしジャージ女M恐るべし不審者男。 女心と秋の空というけれど、まさにそれですな。 それにしても、口臭は致命的。 ちゃんとポリデントでうがいしないとね☆ 今日の一句:女とは 化け物であり 魔物だよ。 マムシのan・an 小さなスナック リリー・フランキーコミックス(1号) Flowers ↑全部下さい。ペコリ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 15, 2005 12:56:19 AM
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