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カテゴリ:その他諸々
弊所は行政書士で開業して15年目の事務所です。小職は6年前にライオンズクラブ(LC)に入会して、現在は、会長を拝命させて頂いております。流石にLC会長に聞く人はいないでしょうが。多くの行政書士が開業当初体験する言葉。「行政書士で開業して食べていけるの?」。私も開業当初は言われたかもしれません(忘れました)。 1月31日(水)に行政書士試験の合格発表があるそうです。合格しても食えるかどうか不安なので。そういう人をターゲットにしたヒヨコ食いセミナーというのが例年2月以降花ざかりになるようです。主催者はヒヨコ食いが本業で、行政書士業務は殆どしたことがない連中です。出席してもドブ銭です。 ところで、行政書士に限ったことではありませんが。今から開業して食っていけるのでしょうか?元日行連の会長M氏によると行政書士の場合は、専業で家族を養える人は殆どいないそうです。 元会長だけでなく、現職の会長も相当数厳しい人がいると言っているそうです。(それを食えるようにしたり、行政書士でない者は行政書士業務を違法にやっているのを取り締まるのが彼らの仕事なのでしょうが。) ところが、意外なことに、行政書士で開業して廃業したという人は殆どいません。 何故なら、 1.役所を定年退職して試験免除で行政書士登録している人が沢山います。彼らは相応の年金も貰っているし、そもそも私の周辺の行政OBの方々は、代々土地持ちで不労所得が山ほどある方が大半です。 2.税理士・司法書士・社労士・土地家屋調査士が本業で行政書士は登録だけで殆ど業務はしていない。 3.親や夫または妻に半ば食わせてもらっている。 4.行政書士だけでは食えないので副業をしている。 5.他に仕事をもっていて、副業で行政書士をしている。 先日、行政書士登録をして5年。受任ゼロという人と会いました(本業は他にあるそうです)。偶々、LCの例会の帰りでLCのバッジを付けていたので「社長か?」と聞かれました。「行政書士」と答えたところ、「本当に行政書士だけで食っているのか?」と大変驚いていました。LCでは会長をしているとは言えませんでした。 行政書士で開業しても、通常は、専業では食えません。 ごく稀に専業で一家を養い、住宅ローンを払っている(払い終えた)人がいますが。そういう人に共通しているのは、概ね、他の大半の行政書士より優れた人脈か能力か経歴をもっている人です。 元日本行政書士会会長M氏によると、「専業で食える者など100人に1人いるかどうか」だそうです。周辺の行政書士と比べて少なくとも100人中1番になる自信のある人は開業してみてはいかがでしょうか。そうではなくて上記1・2・3・4・5でない人は、開業後廃業する可能性は高いと思います。 私は開業前は少なくとも100人中1位になる自信はありました。結果として、専業で一家を養い、住宅ローンを払い終え、ライオンズクラブに入り会長までしているので。M氏のいう「100人中1人いるかどうかの」行政書士なのかもしれません。開業して5年位までは、廃業しようかなと思ったことが全くなかった訳ではありません。 開業するか否かのアドバイスは、専業で少なくとも開業して10年以上の人に直接聞くようにするのが望ましいと思います。 弊所にも、当職の友人の医師・弁護士・税理士・歯科医等を通じて、知人の息子または娘が行政書士で開業したいという相談が時々ありますが。上記のようなお話をさせて頂いてます。 行政書士業務は重要業務なので、世の中に一定数必要なのは事実ですが。有資格者が多いので、安易に開業したら、廃業することになるでしょう。行政OBの試験免除制度もソロソロ廃止すべき時期が来ていると思います。 https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14159260869 https://www.townnews.co.jp/0601/2017/07/21/391522.html よろしかったら、クリックよろしくお願いします!。 山崎行政法務事務所・代表・行政書士・山崎正幸 電話0466-88-7194 FAX0466-47-8383 http://homepage2.nifty.com/0466887194/
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Last updated
2018.01.28 16:32:58
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