切りとりメモ

お昼過ぎ、お母さんから電話があった。

「今から行ってもいい？すぐ帰るけど。｣

せわしないなーと思いつつ、「大丈夫だよー。｣と返事。

・・・約１０分後。

片手に何かお土産を持って現れた。

ふーはおーま（お母さんは孫にこう呼ばせている）に会えて大喜び。
「おーま！おーま！」と叫びながら、しきりに何かを伝えている様子。

そして渡された包み。

初めはどこか旅行でも行ってジャムでも買ってきたのかなー、と思っていた。

・・・が。

開けてみると、お母さんの手でかわいくラッピングされた瓶が出てきた。

見た瞬間、思わず笑顔に！

秋になるとお母さんがよく作ってくれる「栗の渋皮煮｣。
今秋初物！

「あまり数がなかったから少ししか持ってこなかったけど･･･本当は昨日持ってこればよかったね。」

いやいや、充分すぎるほど嬉しいっす。

早速ふーとひとつずつ。
やっぱりおいしい！

好き嫌いのひどいふーだけど、喜んでモグモグ・・・。ﾖｶｯﾀｰ

残りは夕食後にみんなでいただき、あっという間に瓶はカラ。

お母さんは帰り際、「又栗見つけたら作るわね～」と言っていた。

「私もふーの手が離れたら作ってみようかなー。」と言うと、

「その頃には仕事をしていて忙しいわね。」

確かに・・・。

お母さんは、私を私として認めてくれる数少ない人です。
・・・ありがとう、これからもよろしくお願いします。