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シルバースクリーンの妖精

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2007年03月22日
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先週の金曜に初めて(!)ニューヨークへ行った。
車で私の住む場所から片道6時間前後(!)の距離。
方向音痴の私とワディー(夫)はカーナビも完璧にプログラムし、おまけに以前は服の買い付けでNYまでしょっちゅう行っていたという義妹のBF(J)を運転手にお願いした。
17才の姪、キアラも買い物目当てでついてくることに。

3人の子供たちはおばあちゃんのお家で預かってもらうことにし、前夜から泊りがけで朝は4時半起きで身支度もそこそこ、物音を立てないように抜き足で家を出た。

専業主婦してて毎日育児に追われていると、とにかくぼんやりとドライブに出る、というイベントがいかに嬉しいことか!と感じた。
いつもならば3人をワディーと分担して迷子にさせないようにとか、トイレやスナックに気を配って、とかとにかく大変なのだ。

と・こ・ろ・が・・・。
家を出てしばらくするとすごい吹雪にみまわれ、Jは「ニュースでは8センチくらい積もってハイウェイもひどい状況になるらしい」と言っていた。
キャンセルしたい、というニュアンス。
どうする?どうしたい?とワディーとJ、私3人は問答を続け、隣町に出てまだひどかったら引き返そうということになった。

Jは雪道の運転は慣れているし、この冬に新しいオールイヤータイヤを取り付けたので大丈夫だろう、と私は思っていた。
またしばらく車を走らせると、何とハイウェイには事故った車が何台も、転倒したものもあったりしてびびってしまった。

昼前にはNYに着きたかったけれど日本領事館がお昼に閉まる時間ギリギリに到着してしまったので、Jがしょっちゅう行っていた安いショッピングの穴場へ出かける。
マンハッタン周辺、近くにはチャイナタウンもあるらしく、とにかく雪景色の中でもNYは素敵だった。

ドラマに出てくるNYPD(NY市警)の建物などを横目に、道を早足で歩くニューヨーカーをチェックする。やはり寒さには慣れているのか、皆ブーツやロングコートをおしゃれに着こなしていた。
車を駐車場に預けて硬いあられを顔面に受けながら早足で歩いた。
ニューヨークではのんびりあるいていてはいけないらしい。

この夏に来そうなトップだけを買い、ワディーは野球帽2つとTシャツを買った。
暗くなる前にまた戻らなくてはいけないので買い物も早々に領事館に向かう。
カーナビがあるのにJはなぜか全然従わず、迷ってグルグルと色んな道を行ったり来たりする羽目になった。

途中マディソン・スクエア・ガーデンやブロードウェイ(ほんまもんやぁ)、タイムズスクエアーの写真を撮ったりしながら、通行人に領事館のある場所を聞いて車を走らせた。

「カーナビは役立たずじゃないか」などと言うJを横目に、結局は到着していたのに無視して通り過ぎた彼が悪かったと判明。
でもまあ、連れてきてもらったんだし急いで帰りたかったので領事館に入り、無事パスポートをピックアップして建物を出た。
エスコートしてくれたカリブ系の年配の黒人男性と他愛ない話をした。
道が悪いから一泊して帰れば、というので小さな子供たちをおばあちゃんに預けているんです、というとそれは、それは、と笑っていた。

帰りは8時間以上かかり、帰宅したのは翌朝の1時ごろだった。
駆け足のニューヨーク訪問、今度はちゃんと観光で来ようね、と誓った。





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最終更新日  2007年03月23日 05時11分01秒



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