シルバースクリーンの妖精

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• 関西系

  今住んでいる所では、色んな関西系の番組が映る。石川県で子供時代は過ごしたけど、あそこで関西弁を聞けた番組といえば毎週土曜日かの昼過ぎ、半ドンで家に帰ってから見てた『吉本新喜劇』くらい。今は朝から晩までこちらでしか見られないのがいっぱいあって結構つぼにはまって楽しんでいる。あの、関西弁でのやりとりはやっぱり聞いてても面白い。関西はしゃべりの文化だな、と感心させられる。私なんかは取ってつけ関西弁、石川弁からの第二方言なので、時々ぎこちなくなったり、しゃべってても噛んだりしてしまうけれど、うちの子はほんとにおしゃべりが上手。何か聞かれてて私が「え？」と聞き返すと、『もーええわ』と返ってくる。彼女にすれば英語よりもこの関西弁がマザータン（第一の言語）だから流暢なのも当たり前なんだけど・・・。彼女はルックスが１００％日本人じゃないので、それがぺらぺらの関西弁でしゃべくり倒しているという図は面白い。冗談でワディーに「このまま日本に居て、小学生になったらNHKのハーフの子がいっぱい出てる番組に出そうか。『笑っていいとも』もいいかも」と言ってみた。彼はあんまりまだピンとこないようだ。いかにブラックとハーフの子が関西弁でしゃべくり倒すというのが珍しいか・・・。

  2002年06月24日

• あ～忙し

  コンピューター、クラッシュ！以前からダブルクリックできなかったり、いちいちリスタートすると「不法なアクションを行ったので・・・」とキャプションが２度も続けて出てたりとおかしな事が多かったあほの坂田君（コンピューターのあだ名）。ついに初期化しました。なんだか持病を抱えながらも邪魔くさくて病院に行くのを伸ばし伸ばしにしててやっと直したような、安堵感。これからはちゃんとダブルクリックもできる！明日はメロディーの家庭訪問。妊娠後期から今までベビーのおかげで家事をだましだましやってきていたので、かなり隅の方とか汚れがたまっている。メロディーが窓拭きとか手伝ってくれて嬉しかった。もちろんメロディーにとっては今日が初めての経験だったので、真ん中のほうをまるーく拭いてたりしたけど、慣れてくればかなりいろんな事もできるようになるだろう。頼もしい限り。日本にやってきて７月で３年、だいぶ日本式の家事にも慣れてきた。初めは日本の湿気をすっかり忘れていて、冬物をしまい込んでたら使うときかびててびっくりしたし、生ごみの処理（アメリカでは家の中にごみを溜め込まなくてもいい。置いておけば勝手にごみ収集車が持って行ってくれる）、皿洗い（皿洗い機がアパートにもついてたりする）、お風呂掃除（アメリカは湯船しかないから楽）、布団のケア（干したり、上げ下げなど）、洗濯干し（向こうでは晴れた日も乾燥機が普通）・・・。日本式のアパートはほんとに使い勝手が悪い。今日本人がこぞって西洋式の家を建てるのが分かる。日本の主婦は家事でアメリカ人より毎日１、２時間は余分に家事をやってるんじゃないか。集中して掃除をしたくても、ちょうど手が離せないときにナイルが大泣きしたりして、あんまりはかどらない。ワディーがいれば見てもらえるけど、自分だけ掃除して同じように部屋を使ってるのに座ってるだけのワディーを見るとむかつくからやっぱり一緒に手伝ってもらいたい。ワディーの場合、汚くなるまで散々ほっといてある日いきなり完璧にきれーにするタイプ。私とはいい組み合わせかもしれない。

  2002年06月23日

• ナイ君、寝返り＠２ヶ月

  あ～、日本代表惜しかったよねえ・・・。サッカーファンでもないのにやっぱりベスト８に入るとなると気になって、メロディーの保育園お迎えも伸ばし伸ばしにして、テレビに見入ってしまった。後１点だったのに、なかなかチャンスをものに出来なくて結局負けてしまって・・・。でも韓国が劇的勝利を収めたので大満足。もう、すごい展開で、夜遅かったのに叫び出しそうなのを抑えるのが大変だった（子供たちも眠ってたし）。ナイル、おとついにふと寝返りを打ってできてしまった。洗濯機を回しにナイルを布団に寝かせて行くと、帰ってきたら腹ばいになってる・・・？目を離すときはまだ危ないからと、いつも仰向けなのに・・・、と解せないでその日の夜、ワディーに『ナイ君、寝返りしたかも・・・まだ見たわけじゃないけど』と報告。すると今日も仰向けにしたとたん、もぞもぞ手足を動かして暴れ初めてコロン、と腹ばいになった。昨日で３ヶ月になったので、すごい早いと思う。メロディーは寝返りし始めても最初は腕が抜けなくて苦労してたけど、ナイルはもう問題無く腕抜きも出来ていてけろっと腹ばいになっている。首ももうほとんど座った。首が座るのは多分、頭が小さいのでその分軽いから早かったのかな？と想像できるけど、寝返りはどうなんだろ？まだ寝返りは１回転だけしか知らないけど、安全には十分気を付けてあげないと。メロディーは乳児の時は幸い大きな事故も無く、ここまで大きくなってきた。でもナイルの場合は、メロディーが色んなちいちゃなおもちゃとか飲みこんで喉に詰まりそうなものを散らかしてあることも多いだろうから、それが一番気がかり。赤ちゃんは一瞬目を離したときにとんでもないことになってる場合が多いので、それが怖い。

  2002年06月19日

• 誕生日によせて

  今日で３２になる。もう３０過ぎるとなんか、あんまり関係無いかんじ。弟は『もう女も終わりやな』とか言うけど、一向に気にしないや。女盛りは３５って信じてるし、アメリカで素敵な中年女性、いっぱい見てきてるし。それにアジア人女性はほんと、若く見られるからアメリカに行けば私の年を聞いてビックリする人も多いだろうしさ。以前２７の時にラスベガスへワディーと二人で旅行してあるホテルのカジノを歩いてたら２度も年齢をチェックされてしまったことがある。２度目はカジノの支配人。私の免許証見せたらば、『２７？ノー・ウェイ（ウソだろう？）』だって。まだまだやりたいこともいっぱいあるしね。うちのベビーが保育園行ける年になったら、近くの『歌で覚える英語』教室に講師としての仕事が無いか聞いてみたい。そこは年配の人たちにオールディーズを使って歌いながら英語を教えるらしい。私は高校生の時に父親の影響でオールディーズ聴きはじめて、有名な曲ならほとんど知ってる。とにかく今は、歌いたい！！って気持ちでいっぱい。でも、人前で歌うってかなり勇気の要ること。シアトルのクラブでワディーのバックでパフォーマンスしたけど、特別だった。お客さんにどう思われるか、と考えないでとにかく笑顔でやったっけ。将来、ＮＹ・ハーレムのアポロ・シアターでアマチュアナイトに出る目標があるから、がんばりたい。あれって日本では放映されるんだろうか？のど自慢大会だけど、鐘の代わりに下手だと客がブーイングする。それが大きいとそでからピエロが出てきてステージから退場となる。歌のほかにもポエトリー（詩の朗読）、ラップ、ダンスなどでも出られる。キッズの部門もあるけど、キッズにはブーイングは無く、皆に拍手が送られる。拍手が一番大きい人は来週も戻って挑戦できる勝ち抜き方式。あの平井堅も出たらしいよ。日本人女性（一般の方）で何週も勝ち抜いた人も見たことがある。情報によればビデオで自分が歌ってるのを送れば割と簡単にステージには立てるらしい。そうなるとあとは根性だけだよね。客席いっぱいの、耳の肥えたブラック・ピープルの前でいかに堂々とうまく歌えるか・・・。選曲も大切だろうし。悩むところ。私的にはシンニード・オコーナーが歌ったプリンス作の"Nothing Compares 2U"がいいと思う、とワディーに言ったら、いい曲だよね、とかえってきた。ま、これもアメリカに帰って落ち着いてからになるだろうから、ゆったり構えて毎日好きな歌でも歌ってトレーニングを重ねて行くしかないよね。

  2002年06月18日

• 石川県への里帰り

  水・木曜と石川県の父親のところへ。久しぶりだったし、何よりナイルがかなり首もしっかりしてきているので遠出のドライブも大丈夫だろうと。いつも忙しい私の父親だけど、平日は比較的時間も取れるということでメロディーも保育園を休ませて行った。私の育ったところはとにかく変わらない。高校卒業してアメリカに渡って、家族で日本にやって来て以来何度も訪ねている。生まれたてのナイルは今回が初めて。夜８時半頃片山津で高速を降りると、辺りは真っ暗・・・。周りは山と田んぼばかり、明るいのは国道８号線の通りにあるパチンコ店やゲームセンター、レストランなどのみ。父親の新居には初めて私たちだけで行った割にはすぐに着いた。家は橋立港のすぐ近くで、２階からは日本海がよく見える。毎回ここに行くと父方のおばさんやおばあちゃんたちが喜んで父の家にやって来て、うちの子を可愛がってくれる。おばさんは漁師の女房なので新鮮な甘エビやカレイ、はたはたなどを一緒に持ってくる。それを刺身にしたり煮たりして、テーブル一杯に並べて・・・。そうなるとメロディーもおおはしゃぎ。うちじゃめったに食べられないバケツ一杯の甘えびは感動もので、ワディーもメロディーもすっかり口が肥えてしまった様子。私が子供の頃は、魚介類はまったく好きじゃなかったし、いかにこの新鮮な魚は都会の人たちには羨ましい事かなんて夢にも思わなかった。父親も２日目の昼下がり、自分の船で夕食を調達に行った。待っている間、おばあちゃんと私、ワディー、メロディーとナイルですぐ近くの尼御前（あまごぜん）という公園（見晴らしのいい丘のような場所）へ夕日を見に出かけた。近くにこんなにすごい自然があるなんてとても羨ましかった。毎日目にしていると忙しい毎日の中、夕日を見ることなんて滅多にしないだろう。でもなかなか会えないおばあちゃんと私の家族とが夕日が沈むまでの４０分ほどの時間を過ごせてとても良かったと思う。デジカメを持って行ったのに、さすがの私、電池が入っていなくて（落としたらしい）何も撮れなかった。絶壁の上から見渡せる景色は、以前住んでいたシアトルのマグノリア地区にあった公園から見渡すピュージェット湾に似ていた。そこへはよくメロディーを連れて散歩に行ったっけ。日本にもまだただでこんなに素敵なところがあったんだ、と感動した。うちに帰ると父親が大きなアジを５匹も釣って帰ってきていた。彼はほんとにいい人生を送っていると思う。生まれ故郷に家を建てて、自分の船で好きな時に大好きな釣りを楽しむ。どこへ行っても知ってる人ばっかりで、『あいつは中学ん時の同級生や』とか。私は生まれ故郷はとんでもない田舎で、早く出て行きたい！！とばっかり考えてアメリカに渡ったけど、今は父みたいな生き方もありだな、と思える。夏は父が浜辺で浜茶屋をやるので今年も去年に続いて行きたい。

  2002年06月16日

• ナイル君の成長

  彼は１８日で３ヶ月になる。ナイルっちはかなり手足の力が強いように思う。怒って泣いている時なんか、『うえーっ！！あ”～っ！！！』と手足をばたつかせるわけだけど横に寝てる時にバシバシ殴られ、蹴られると本気で痛い。抱っこの時、私の二の腕の後ろをギューッと握るあの握力。ビックリします。同じ月齢の頃のメロディーはもっとひょろっとしてた気がするな。でもお顔はすごく似てる。ナイルのほうが髪はストレートでツンツン立ってるけど。顔が似てるといっても、ナイルの顔はとっても男の子っぽい顔をしてる。なんか『悪そう』というか。でもとってもスイートなんだけどねー。泣いてもママが抱っこすると安心するのかすぐ泣き止んで、私の顔をじっと見るの。テレビも画像が動くからか時々じっと見入ってる。お姉ちゃんと一緒にビデオ見てたりして。機嫌がいい時は『あ～。う～。うっくーん』とかおしゃべりも盛んになってきて、『そうなん？すごいねー』とか答えてあげるとますますうれしくなるみたいで、ニコニコ笑いながらおしゃべりを続ける。メロディーの時は子育てもあまりピンと来なかったパパだけど、今回は余裕でナイルの面倒を見てる。ナイル君、２日もウンチが出てない。明日は３か目なので、整腸剤飲ませてみよう。乳児に粉薬飲ますのってかなり大変なんだけどね。ナイルが入院中はスポイトと白湯を混ぜてあげてたけど。今回は少しの水と練って、ほっぺの内側にくっつけておっぱいあげようと思う。それするとおっぱい、嫌にならへんかな？

  2002年06月10日

• 通販生活

  私は子供が出来てからというもの、ウインド・ショッピングが嫌いになった。シアトル時代はおしゃれして、ウォーキングも兼ねて市内をドンドン歩いて回っていたけど、今じゃ歩ける距離にあるのは田舎くさいデパートとも呼べない所１ヶ所のみ。パイクプレイス・マーケットやウエストレイク・センターなんかいつも活気に溢れていて、見てるだけでも十分楽しかったなー。と言うわけで、今は通販が好き。子供たちが寝静まった後、ＰＣに向かってページをクリックx2、ゆっくり時間をかけて・・・。ただ洋服はサイズのみ見て買うとかなりリスキーなので、過去に実際買ったことのある所でのみ、ショッピング。日本で買えないものはアメリカから取り寄せることになる。これも注文自体は簡単だけれども、そこから日本の自宅まで届くには余計に郵送料も時間もかかる。シアトル時代の友人に荷物を受け取ってもらって、そこから日本まで転送してもらう。重いものなんか仕方なく船便になるので、今あるサプライが無くなる時期も必要な個数も逆算して考えて、注文しなければいけない。日本に無いもの・・・。ブラック・ピープル用のヘアケア商品が１番。オイルがたっぷり入った乳液状のヘア・ローションはメロディーの毎朝の整髪・ポニーテール作りには無くてはならない。日本のものは容量の割には高いし、すぐに無くなってしまう。３５５mlのものが大体＄3（３７０円）くらい。ワディーの汗制剤（デオドラントっつーんですか？）。日本のは外人さんの汗にはやわすぎる！！効かない！！っていうんでこれもお約束。ワディーの三つ編みいっぱいの髪を結ぶための直径５ミリ程の黒い輪ゴム。私が週１で髪を編んであげなきゃいけないんで、とっても大変なんです。また、彼用のリラクサー（日本で言うストレートパーマみたいな薬剤キット）も、髪を編みやすくするために２ヶ月に１度はやってあげなきゃいけない。彼と一緒になって、なぜ黒人街にはヘアサロンがムチャクチャ多いのかやっと分かりました。私なんか美容院行っても伸ばしっぱなしでほっとこうと思えばできるけど、彼らは髪を伸ばしっぱなしで過ごす事なんて出来ません。女性ならばカツラを使うか、ナチュラルに編みこみ（ブレイド）、真っ直ぐにスタイルしたいならばヘアアイロン使うかリラクサーで直毛にします。新しく髪が伸びるとみっともないので、その度にヘアサロンへ。そこは女性たちの社交の場、散髪屋さんは男性たちの憩いの場となっているみたい（映画「ため息つかせて」とか、見たら雰囲気が伝わるかな？）ワディーも昔は短髪で、バーバーにしょっちゅうバリカンで刈り上げてもらってました。伸ばし始めてもう４年ほど経つ今、やっと髪は肩くらいの長さに。伸ばしたての頃始めてブレイドしてもらって街に出た彼。シアトルのダウンタウンで若い黒人の女の子達に『（くすくす笑い）見て、彼のちいーっちゃい編みこみ！！』とバカにされた！！伸びた今の自分の髪を出来れば見せてあげたい！！なんて今だに言ったりするさそり座の彼です。

  2002年06月01日

• また語学の事で・・・

  最近はあまり喧嘩もしなくなったけど、やっぱりたまにはやってしまう。今日は子供の言葉のことだった。メロディーは保育園に通い、関西弁バリバリの普通の３才児。英語は聞いて理解するほうが話すよりも強い。日本語に比べるとやはり雲泥の差で日本語のほうがペラペラである。一方ワディーは日本語はほんとに挨拶程度しかできなくて実際問題、メロディーとはほとんど会話できない。私もメロディーが保育園に通い始めるまではずっと英語でがんばって話していた。２年前、保育園に入ってからは目を見張るように日本語に片寄ってしまい、今にいたる。ワディーはそんな事がナイル君にも起こるのじゃないか、と心配しているのだ。それならばそう言ってくれればいいけど、それをメロディーが話せないのはママのせいだ、と言ったもんだから私はキレた。私はキレ屋である。ブロークンイングリッシュでワディーのことをまくし立てる。ずっとメロディーが小さい時、休みのヒマさえあればゲーセン行ったり、コンピューターや音楽やったりしてメロディーとは全然時間を過ごさなかった。私もがんばったけど、やっぱり言葉が分かり始めると日本語で話しかければ「ママ、何で英語で言うの？英語嫌い！」と来た。パパにはレッツ・ゴーとかカモンとか、誘い掛けの言葉を言うことが多いかな。私としては、英語は赤ちゃんの時から聞いてるわけだし、アメリカに移住すれば嫌でも頭に入るはず、と考えている（これは同じ境遇の４才と８才の女の子のママの言葉）。それよりも喋るのと同時にひらがな・かたかな・漢字を教え続けなければいけない日本語のほうが何倍も大変なような気がする。私としては今、日本に居るうちになるべく日本の文化を吸収してもらいたい。一緒にどらえもんやちびまるこちゃん、さざえさんなんかを見て笑えるのは嬉しい事である。彼女はベビースター・ラーメンやカプリコ、するめも好きだ。パパの寂しい気持ちもわかるので私の心は複雑。これが国際結婚の難しい現実の一つでもある。

  2002年05月31日

• メロディーのお勉強のこと

  元々勉強があまり得意でない私の子供だから、メロディーもあんまり賢くないのだろうか？子供には無限大の可能性があるのは分かっているけれど、果たして私がそれを引き出してあげられるのか？私が子供だった頃ははっきり言って好きな事だけをして毎日過ごしていた気がする。習い事はお習字・ピアノにそろばん。学習塾も行っていたけど、あまり身にならなかった。こないだも一生懸命ひらがなを書かせようと躍起になってる自分がいた。なかなか覚えない彼女にイライラが募る。妹は顔を合わすたびに「そろそろお勉強教えてあげないと可哀相。小学校入学前にはひらがな・かたかな読み書きできてないと」って。それまでにはまだあと３年はある。うちの子は本を読んでもらうのが好きだし、問題無いとは思うんだけど、それって私が無知で悠長に構えすぎているからなのかな？習い事はいろんな種類があって、いかに自分の子に合ってそうなやつを手ごろな月謝で通わせられるか、ということになる。それを考えると先見の目を持っていたチチロー（イチローのパパ）やタイガー・ウッズのパパなどは偉いね。自分の時間を犠牲にして、子供についてた。今の私は家事を終わらせていかに自分の時間を作れるかに必死になっている。こんな事じゃダメなのか。そんな忙しい日々の何十分でも、お話を読み聞かせたり、二人で一日の話をしたりしてる私。

  2002年05月28日

• アメリカ領事館でした。

  メロディーは保育園に送りこんだから良かったけれど、小さなナイルをつれて電車に乗って大阪まで行くのはかなりしんどかった。申請自体は難しくは無かったけれど、ベビーのポスポート写真をアメリカの規定のサイズで撮れる所を地図を見ながらでも探すのはとても難しくてナイル、パパと三人で３０分以上歩き回って何人もの人に道を聞きながら・・・。二人ともすごく方向オンチなのもあるけど、日本は裏道、路地みたいな所が迷路みたいになっていて、ほんとに迷って困ってしまった。領事館に居た日本人の男性がすごく優しくて、とてもうれしかった。パスポートは３週間後くらいに送られてくるといわれた。歩き回ったおかげで足と腰は筋肉痛。いつもは子供たちが眠った後は夜更かしするけど、今回はもう、足を枕で高く上げて寝た。今日は朝から調子よく、筋肉痛も治っていた。ただ、痰が絡む咳を何日も続けたせいで声が出なくなってしまって困っている。メロディーに話す時、怒る時、全然声が通らない。明日はまたメロディーの保育園が休みなので、図書館に行くつもり。

  2002年05月24日

• 参観日

  今日は保育園の参観日だった。いい天気だったのでお外でいつもやってる体操２曲を見せてくれるはずなのに、めーちゃんは「ママ～」って離れない・・・。でも写真はめーちゃんのＢＦ（！？）のゆうやくんと２ショットで撮っといた。ゆうやくん、恥ずかしがって、めーちゃんも「嫌！」とか言ってたけど、結局ゆうやくん、「こうして撮ろう」とか言って並んでくれた。３才児が異性を意識して照れるって可愛いよね。ま、パパにしたら面白くないのだろう。私もナイルがいい年になってＧＦの一人でも連れてきた日にゃ、嫌な姑に変身してしまうのかもしれないからね。

  2002年05月21日

• 笑顔が増えてきた

  ワディーの仕事が終わった後、トイざラスの入ってる大きなショッピングセンターへぶらつきに行った。ワディーの目当てはもちろんスロット。でも今日はあまり長時間できないと踏んだのか、ＵＦＯキャッチャーで満足してた。帰りにチャイルドシートにナイルを乗せていた時、ナイルは今まで見た事無いほどむっちゃニコニコ笑ってくれた。目を細くして、顔をくしゃくしゃにして笑ってくれる。これからはカメラを持ち歩いて、写真を撮ってあげなくちゃ。私は何かにつけて記録したがるけど、ワディーは全く。ちびまる子ちゃんにでてくるたまちゃんのパパみたいとまではいかないけど、私たちが遊んだりしてる時「シャッターチャンス！」とばかりに一杯撮って欲しいのに。私としては、子供たちが巣立った後、老後に毎日二人の小さかった頃のビデオとか写真を眺めて暮らす予定なので。帰りには焼き肉やでディナー。ちょっと贅沢だけど、ワディーは仕事の事でへこんでるし、アメリカに帰ったら焼き肉なんてめったな事じゃないと口に入らないので・・・。それにしてもメロディーとナイルの味覚の違いは、一体どうなってしまうんだろうね。メロディーの好きなものは：竹の子、ワカメ、こんにゃく、トマト以外の野菜一般・・・となっている。これらの素材、アメリカ人の姪っ子や甥っ子は顔をしかめて食べないだろう物ばっかり。ナイルがこれからアメリカで大きくなると、さしずめ好きな食べ物といえばピザ、キャンディー・バー、ポップコーンとか体に余り良さそうじゃないものばっかりになりそう。日本に里帰りしても、ナイルは苦労しそうだ。とはいえ、メロディーの味覚も年を追うごとに変わらないとも限らない。まあ、私的になるべく二人が私と近い食の好みを持っていてもらいたい、と願っているからそう思うわけで。ワディーの味覚はほんと、典型的なアメリカ人。でも日本に３年も住むとだんだん日本的な味覚も持ち合わせ始めてきているみたいだから、今アメリカに移住するのはもったいない気がする。

  2002年05月19日

• ナイルの成長

  子供たちが眠った顔を見届けるとホッとする。寝室を出て、おもむろにやり残した事をやっつけるんだけど。今日はナイルをあやすと連続でニコニコ、ニッコリしてくれて、メロディーと二人、わあーって沸き立ってしまった。ほんと、おうちに来たばかりの時はそれこそ何にもできなかったのに、あと３日で生後２ヶ月になる今、笑ったりベイビートークしたり出来るようになった。ワディーなんか私よりもナイルといる時間は短いのに、泣き方で何を欲しているのかがもう分かるという。びっくり。私の場合は時計を見て、またはおむつの濡れ具合を見ておっぱいなのかまたはおむつを変えるのか、それでもダメならおしゃぶりで抱っこして・・・しかできない。メロディーは保育園で晴れた日は朝一番で体操をしていて、それも私が小さい頃にやってたようなのじゃなく、ミニハムズの歌に合わせて園庭中を走り回っているらしい。昨日ワディーがメロディーを送って行って、忘れ物をしたので取りに戻ってみると、皆がダンスをしていて、メロディーはパパを見ると音楽に合わせてどんどんパパのほうにジャンプして見せびらかしていたとか。ワディーは私に、「僕に見せつけようとして・・・。That’s my girl」とメロメロになっていたよ。明日は検尿、検便、おしりぺったんを提出の日。おむつをしてない今、よその人たちはどうやって３才児のウンチを取ってるんだろう？先生に聞いても「うーん・・・？」というので、「新聞紙の上にしゃがますんですかね？」というと「・・・そうでしょうね！」という答え。いっそおむつをさせてその中でうんちしてもらって取ったほうが良さそうな気もする。一年に一度の憂鬱。このギョウ虫検査にパスしないと６月からのプールに入れないので、ママはがんばるしかない。

  2002年05月15日

• 母の日の外食三昧

  母の日はワディーと子供たちと特別に昼・夜２回とも外食にした。もうじきアメリカに移住することを考えてる私たちとしては、少しでも日本食を食べておきたいという事でお寿司（もち回ってるやつよ）でお昼、夜は居酒屋のボンズという所に初めて行ってみた。回転寿司は結構よく行っててワディーもお気に入りのツナマヨ軍艦とうなぎばっかり食べていたけれど、メロディーは車の中から引き続き爆睡状態で、寿司屋のシートの上でもまだ眠っていた。二人が食べ終わって、ワディーがアイスクリームを頼んで食べている時、彼が「こんな時に限ってメロディーがふっと目を覚ましたりしてさ・・・」と言って数秒後、ほんとにメロディーがむくっと目を覚ました！寝ぼけ眼で貝柱の寿司を４貫食べて、メロンも食べると元気いっぱいになった。ナイルは途中から目を覚ましていて、静かにしていたけれどさすがに３０分もすぎると飽きてきたらしく鼻声でぐずり始めたので代わりばんこに抱っこした。ボンズは前から変な名前、と思っていたんだけど、メニューに書いてあった説明によると絆＝Bondsボンズだそうで、へえーっと感心。居酒屋はワディーも私も好きだけど子供連れで白木屋とか行くのもなあ、と思っていたところで、ボンズは子連れの人もたくさんいたから以外だった。アメリカでは居酒屋は無いし、強いて言えばお酒飲みながらアペタイザーメインで食べられる店と言えばスポーツバーくらいで、そこは子連れでは入れないからやっぱり違うかな。ワディーも町の青年会で何度も居酒屋に行って、日本人の同世代の男性たちと飲み食いした事があるので、メニューのどの食べ物ももう、驚きでは無くなっているみたい。冬はちゃんこ鍋を食べて、日本酒飲んだりして、私よりもいいもん食ってる！！って感じ。３年前日本に来た時はどうなるのか？ってくらい、ワディーの偏食はすごくて、はじめのうちは完全にアメリカで作ってたような食事を出せ！！って言われてすごく困ったのを覚えてる。毎日の食卓に出せるお肉はコマ切れやひき肉がメインで、向こうのようなポークチョップやステーキはそれこそ１０００円近く出さないと家族全員満腹になれない。それがいつ頃からか、やきそばやとんかつ、お好み焼きとだんだん慣れていって、今じゃ大嫌いだった野菜もたくさん食べられるように。それには私の脅しも効いたみたい。「もう子供じゃないんだし、好きなものばっかり食べてたら成人病になるよ・・・子供たちが大きくなるの、見たいでしょ」と言ってしょっちゅう思い出させてあげてる。年が７つも違うので、早くに未亡人になったり、寝たきり看護とか考えたら暗くなりそうじゃない？その為には一家の母たるもの、食生活で家族を健康にしなくては、と責任を感じているのです。メロディーが初めて、母の日の為に保育園で描いたママの絵を持ち帰って来てくれて感激。へえ、この子には私はこんな風に映ってるのか、と。まん丸の顔に逆立った毛が６本。まあるい目の上には髪の毛と同じ長さのまつげがばさっと。口は一文字。顔からいきなり手と足が伸びていて、先に色が塗ってある（マニキュアだとか）。メロディーは困った顔で「お顔からお手手と足が出てるねん。体は難しくて描けなかった」って。でも心があったかくなって、今、その絵はちゃんとキッチンの冷蔵庫のドアにぺったりと貼ってあります。

  2002年05月13日

• お金の使い道

  昨日休みなのをいいことにワディーがパチンコ屋へスロットを打ちに。昼に出て真夜中まで帰らなかった。実家がパチンコ屋なんだけどギャンブル嫌いな私が怒るからって、数時間ごとに携帯でうちに連絡いれるワディー。『勝ってるんだよ。かかってるのが終わらないんだ』って。それを聞いて喜んでしまうと、ヒマさえあればスロット打ちに行ってしまうだろうから、わざと憮然とした声で『ふーん』と答える。実際いつも一緒にいるとうざいなー、自分の時間も欲しい、と思う私なのに、ワディーがずっと外出していないと気が気じゃない。そんな時は色々理由をつけて怒ってしまう。例えば昨日の場合は、子供たちがぐずって一人で家に閉じこもって二人を見てるのは大変だから、ワディーも家にいて手伝うべきとか、ちょっと（かなり？）ビッチなことも言ってしまう。結局二人は腐れ縁、離れられないんだろう。ワディーに言わすと私が怒ったら、その態度はシスター並にきついらしい。昔は遊んでたし、悪い女の子達とも交流があったので口の悪い英語は得意だ（自慢できないよ・・・）。頭に来ると先ず、カス・ワードが出ちゃう。どんな言葉にも『ファッキン’・・・』とか付けちゃって。昔はともかく今はメロディーもお喋りになってきたし真似されたらやばいから止めて！とワディーはいつも私に怒る。そりゃ当然だよな。でもストリートだった私は彼にはなかなか止められない。おとなしそうな彼もそう言いながらストリートだったのよね。ギャングの友達もいたりして。エンターテイメントやってたんだけど、それとギャング系の世界は切っても切れないみたい。とにかく、スロットで４万勝って来たワディーは私に１万、自分も１万キープして残りは銀行へ。今日すぐにズボンとテレビゲーム（スロットの）を買って指輪も買おうと見て回ってた彼に対して私はほんと、まだ何に使おうかと考えてる最中。日本で１万円ってすぐなくなっちゃうもん。

  2002年05月11日

• ナイル、入院したんだよ。

  昨日やっと済生会病院からナイルが退院できた。４日の朝、いつもどおり授乳してたらおっぱいに吸いつく口の中がヤケに熱く感じた。熱を測ると８度６分あった。朝食も取らず、メロディーの頭もセットしないで救急に向かった。待つこと３０分くらい、やっと順番が来て先生に診てもらうと、あっさり「新生児は普通まだ免疫があるのにこんなに高熱というのはおかしいので入院して検査します」と言われた。入院！？とあっけに取られる私、すごく心配そうなワディー。名前を呼ばれ、二階の小児病棟へ。３つベッドが置いてある狭い部屋。ナイルは早速処置室へ。可哀相に、大声で泣いている声が聞こえる。ママとしてはほんと、身が引き裂かれるような、代わってあげたいという思いでいっぱいだった。で、入院から丸３日、ずっと熱が下がらなくて点滴をしていたナイル君。ワディーと交代で、泊まりこみは私でメロディーも一緒に過ごした。どれだけ説得しようと思ってもどうしてもママがいいと言う。うれしいけどさすがに看病のために病院に居る私としてはメロディーのやんちゃも見とかなくちゃいけないのでしんどかった。付き添いなんて初めてで、こういったことはいつも母親任せみたいなとこがあって、私が物知らずでも清美ちゃん（母親）は「この子はほんとに何も知らへんで・・・」とか言ってフォローしてくれる。だけど今回生まれて初めてこんな入院の付き添いという『大人のすること」を私たちファミリーだけでやった。同室の人は他に二人いて、一日目から消灯の後もなにやらひっきりなしにうるさくて、おまけに小さいベッドにメロディーと二人寝てたもんだから熟睡できるわけが無い。メロディー、寝相が悪いから蹴られたりしても逃げ場も無くてさ。つい１ヶ月半前ナイルを出産するのに入院してた産院の個室に比べると天と地の差だったからかなり順応するのが大変だったよ。食事なんか１日何食食べても１７００円。せこい。あまりにヘルシーなメニューが続いたからかワディーに『手作りの食事が食べられないからまた痩せちゃったよ・・・。君も痩せたみたいだね』だって。ワディーは何を食べても太らないタイプ。それにつきあって食べるととんでもないことになる。メロディーもパパに似てチョコレートが大好物。今はいいけど将来、ティーンになったときとか大丈夫かな？私は高校生時代超太ってたし、ワディーは痩せてても彼のお姉さんとかはかなりかっぷくが良いから。

  2002年05月09日

• びっくり！

  ナイルが５月４日の朝、授乳してる時に乳首に感じる舌が妙に熱いなと感じて熱を測ってみると３８度５分を越えている。生後６週間でまさか！と思ってとてもあせった。なにせ長女の時は健康でお医者にかかったことがなかったから。やっぱり男の子って弱いんだろうか？ＧＷ中でいつもの小児科はお休み、先生の自宅に電話を入れたらこれから町内のお祭り行事で出かけるので診られない、と言われ、しかたなく最寄の救急病院へ。すごい人。結局３０分は待たされた。救急なのになぜこんなに待つんだ、おかしいんじゃないか？とワディーもイライラした調子で私に尋ねる。英語の話せる先生に診てもらい、大事を取って入院、と言われた。もう、びっくりで、何か抗生物質をもらって帰れると思っていた私は「えー！！」って。髄膜炎などの検査をするのに痛い注射を何度もされて、待合室にナイルのキャー！！というなんとも言えない叫び声が響いてきて、可哀相で仕方が無かった。「こんな小さいのに風邪を引かせるなんて！！」とかおしかりをうけるかな？とちょっと怖かったけど、そんなことは全く無くて皆ナイスだった。今、仕事がはねたワディーと数時間交代して家にいる。メールを見たらなんと私の日記を読んでくれた人がいるという。うれし、びっくりだった。検査の結果、何の異常も無かったけど、熱が下がってからあと１日入院して様子を見て退院となる。付き添いなんて生まれてはじめての私には結構大変だけどそれよりもＧＷ中病院で居た私にべったりのメロディーのほうが可哀相かな。がんばるぞー。

  2002年05月06日

• 久しぶりのリフレッシュ@ヘアサロン

  思いつきで楽天のＨＰ作成することに。以前からジオシティーズなんかでトライしてたけどなかなか・・・。今回もオンラインで日記書いたりするのは同じだけど、フリマも開けるみたいだし、もっとよく読み進んで、出来るだけ活用したい。個人的にオフラインの日記に書きこんでもいるから、このＨＰが起動に乗ったらば絞り込まないと同じことを２度も書くのはうんざりするだろうしね。ワディー（夫・あだ名）は自分のマックのコンピューターで色々なデザインのチラシとかを実家のお店から頼まれてずっと作っている。私と違ってそういった根気の要る作業を彼は得意とする。そのくせ、読書は嫌いだし一体どういった性格なの？って感じで。今日はずっとナイル（息子・１ヶ月７日）の世話は勿論だったけど、ヒマを見つけて美容院に行って来た。まあまあの出来あがり。カットの間ずっと仕事が終わったシャンプー係のおばさん（失礼！）がナイルを抱っこしてあやしてくれてたからとっても助かった。めったに大声で泣き叫ばない子だけど、カット中も抱っこされながら天井見たり、カットしてる私たちのほうを見たりキョロキョロしてたのでおばさんは「この子、すごくしっかりしてるわ、月齢の割には！！こんなに首もグラグラしないで動かして」なんて驚いてた。そんな子はやっぱり将来アスレチックになるのかな？ワディーも私も走るのは速かったし、一応スポーツは得意だった。彼なんか陸上部とバスケ部だったし、その時のあだ名はホースレッグ（馬の脚）。太ももがすごい筋肉でまさに馬みたいだったんだとか。昔から私に「髪は短く切るな！！」とうるさく言ってたワディーだけど、最近は日本の女の子の髪形の流行とかも見慣れてきたのかあまり言わなくなった。今日なんか私のヘアカットにまんざらでもなかった様子で「ヘーイ、マイセクシー・ベイビー」とか言ってニッコリしてたので。子供が生まれる前はずっとロン毛で、いろんな色に染めたりして楽しんでたけど今はナイルに髪がかかっちゃ可哀相だからなるべくファッショナブルなセミロング、シャギー入りみたいな感じにしてる。アメリカにいた時に長女（メロディー・３才半）を産んだ時なんか日本に引っ越してくるまでずーっと黒い髪を伸ばしっぱなしにしててひどい状態だった。ずっと私の髪を担当してくれてたお義姉さんが美容師を辞めて全く他の職場に移ってしまったから。それまではほんとに２０ドルとかでヘアカット、毛染めをしてくれて助かってた。多分下の子が３歳くらいになったらまた、ロン毛に戻してもいいかなって。いくつになっても女でいたいからね。

  2002年04月25日

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