ライフコーチあまみ 悠の『優しいきもち』

ライフコ－チの天海 悠(あまみ ゆう)です。
大阪でコーチング団体のマイコーチジャパンを
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コミュニケーションの目的のひとつとして

相手をエンパワー（応援）する、ということが
あります。

それは職場で部下に対して、そして家庭の中で子供に
と、だれかを励ましたり、勇気づけたりしたいと
いう現われです。

けれど、
いくら心がこもっていても、
ツボを外した励ましや応援は、
ときとして逆効果になるんですよね。

実際、本気で心配していても

なんとなく避けられてしまったり

励ましたつもりが
かえって落ち込ませたりすることって
ありませんか？

なぜならば、ご存じのように
私たちは、そのときどきのコンデションで
心にヒットする言葉が違うからなのです。


例えば、落ち込んでいるときや
なにかからの回復期に


「今のまんまでいいんだよ」

と言われると、ほーっとするのです。

そういうときはまず、

私は私でオッケー。

そこを感じることが必要なのですから。


けれどそういうときに

「もー、元気出してっ！」とか

「あなたならできる！」

と言われると、

実は、うざがられるのです（笑）

言われるほうとしたら
好意で言ってくれるのが
つくづく分かっているわけですから
むやみに「うざい！」とは言えず。

けれど、エネルギー負けしてげっそりするか
もしくは、無理して笑ってフリをするか、
さらに行動化するとなると、微妙に避けるとか・・・



けれど、その人が、「私は私でいい」という
自分にOKになって、さらにもっと先に行きたい場合。


「今のまんまでいいんだよ」

って言われても

ピンとこなくなるんです。


いや、よくないって。
もっと、できるって。

そう分かってくるからね。

だから、ある程度、自信回復してきたら
今度は、もっと信じてもらうほうが
うれしいんですよね。

「あなたなら、できる」

そういうふうに信じてもらって、
はじめて動ける人がたくさんいます。



そしてまた、進み続け、ときにマンネリ化、
ときに壁にぶつかります。

そんなとき、前に進むのが怖くなります。


別に今やらなくても・・・

みんな、そんなもんじゃない？

と、言い訳めいたことを言ってる自分に
うすうす気づきながらも、どうにも
できない気分になります。

そんなときは、ガツンと一発。

「それでいいの？
　本当のあなたはそんなもんじゃないでしょう？」


こういうときの、叱咤はアリです。

叱咤で傷つかなくなるだけの
自己ができているわけです。
（もちろん、愛がこもっていることが前提ですが）

人は、大きく期待されて、うれしいときがあるのです。


このように、相手のコンデションによって、
励ましや応援による言葉やサポートの
受け取りやすさは違ってきます。

なにしろ、私たちは日々、変化しています。

基本的に成長しているとはいえ、（ほとんどは）
一直線でなくて、らせん階段のように進化しています。

だから、ときには落ち込み、ときには立ち直り、
ときにはブレイクと、どの段階がいいとか悪いと
いうことはありません。

しかし、相手のいる位置を感じない
ことには、正確なサポートや勇気づけは
できないのです。

そして、

どんなコミュニケーションでも、その目的は

つまり


「相手との関わりの中で、欲しい結果を得る」

なので、

この場合は、相手を応援したいわけですから
機能しないコミュニケーションをとり続けても
効果がないばかりか、悪影響を及ぼして
しまう恐れが大ですね。


そして、
そもそも、どんなコミュニケーションでも

実は、

自分の意志を伝えるだけでは不十分なのです。

なゼならば、相手に伝わっていないならば
どれだけ伝えたとしても、意味を成して
いないのだから。

だから
「相手との関わりの中で、欲しい結果を得る」
ためには

その相手に、正確に伝わるような、伝えかたが
するべきでしょうし、それでも自分のやりかたで
いいからと固執するならば、同じ伝わらなさを
味わうしかないわけなんです。

そして、こういったことは頭で判断することではない
のですし、どこで感じ取るかというと
まずは成長過程において、その環境から周囲から
影響を受けて学んできたのです。
それが、伝わりやすいやり方だったかどうかは別として。

みんな、クセがありますし、譲れない部分も
ありますが、少なくとも仕組みを知っていると、
自分のクセに気づきやすくなります。

そして、無意識から抜けて、クセという認識のもとで
やっと、機能する方向へ変えようがあるのです。

だから

子供や夫、妻、部下もしくは上司に対して

「言ったはずなのに！」

と何度も思ったときは、

今度は、伝えかたを変えてみると
いいかもしれません。

それでも、どんなに努力してもダメな場合は・・・

それは、相手に変化を促したり、正しい要求を
とおすための交渉術を切磋琢磨するチャンスと
して生かせるかもね！




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