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カテゴリ:コーチングとコミュニケーション
コーチングやカウンセリングの現場にいると
さまざまなお話を聞くことになります。 目標達成や夢の実現について話していても どこかの点で進まなくなったり、後退するとき、 その中には、実は、親子関係での囚われが 引きとどめていると感じる内容が少なくありません。 例えば、人間関係の居心地の悪さ。 実はもともとが、自分の親に気を使って 居心地が悪いと感じていたり 自分を表現できないこと。 自分の意見を言えずに押さえ込んで きたかたや、 過去に起こったつらい出来事が 今でも忘れられず、前に踏み出せないかた、 また、自分の子どもに対して、 気を使いすぎてしまう 叱ってはいけないと思うのに叱ってしまう 可愛いと思えない自分を責めてしまう など、親子関係がベースとなる 悩みを持つかたは、実は少なくはありません。 これらの悩みは、 家族神話で代表されるように 家族は美しく感謝されるものだという概念や、 自分よりも他者を正しいと考える仕組みを いつのまにか持つようになったことにより それらの苦しみを持つかたたちが 自身の想いを「そう感じるにも理由がある」という 自分自身への思いやりと、それによる次への一歩が はばまれているように思えてなりません。 だからこそ、どんな過去があったとしても どのように自分が持てるものを持てなかったとしても 続いていく人生は、自分で創っていくもの。 それが頭の概念ではなく、自分の感覚として 腑に落ちることができたらいいのにと感じるのですが 「そう感じるにも理由がある」という、 自身への思いやりを持つことを拒んでいるうちは、 それらの出口は残念ながら届かずにいることもあるのです。 引きこもりや摂食障害、自傷行為など、元は 機能不全家族や親子関係のついて起こる障害について、 たくさんの著書を持つ斎藤学さんもこう言っています。 ☆=☆=☆=☆= 私の毎日は診療室という穴蔵にこもって、 「生きていても仕方ない」 「死にたいというより消えたい」 などという人々の声に耳を傾けることですが、 それらの訴えが母との居場所を求める仔の叫びに 聞こえることがあります。 他人にそれを求めなくても、自分の心の中に すでに母がいることに気づけば楽だろうと 思うのですが、それがうまくいっていません。 彼らが意識している心の中の母はほとんどの場合。 彼らを責め、叱咤激励する母だからです。 「自分の居場所のみつけかた」斎藤学 著 大和書房 ☆=☆=☆=☆= 斎藤学さんが聞いている心の叫びは インナーチャイルドの声。 ※ インナーチャイルドについてはこちら それは、生きるために必要な子どもの権利、 「安心」「自信」「自由」 (CAP参照) が持てなかったことにより、生きる力の支えを 見いだせずにいる悲鳴なのではないでしょうか。 そして、「心の中の母子関係」は まさしくインナーアダルトのこと。 ※ インナーアダルトについてはこちら 「心の中の母子関係」を、自分が構築できること、 それはいくつになってもできること、 それを得ることは、それまでの人生にオッケーを 出すことでもあるということ。 自分について「なるほど!」と思えたとき、 自分自身を「最愛の人」として抱きしめるとき、 人は癒されます。 そんな体験をいっぱいしてほしいと願っています。 ◯~扉を開けて、最愛の人に出会う~ インナーチャイルドワークショップ 夏期開催 ◯からだの情報を書き換えて『引き寄せる』 波動療法ワークショップ詳しくはこちら。 当社メールマガジン (「人生を変える☆しあわせ成功講座」 購読すると『あなたにもできる!しあわせ成功セルフキット』と 幸せ成功の法則コラムを読むことができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.06.28 14:47:30
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