ライフコーチあまみ 悠の『優しいきもち』

「愛は恐れをサバ折りにする」という
　本のタイトルをコピってみました（＾＾）



　　　
　　　　「コントロール」

男女関係で悩む、ほとんどのかたが
この、「コントロールと信頼」の領域に
苦手感を持っています。

それは何を意味するのでしょうか。

それは
その人が育つ過程で、多かれ少なかれ
不健康なやりかたで養育者に「コントロール」
されたことを意味しています。

そして、その結果、他者を「信頼」することに
対する恐れと戸惑いを持っていることも
意味しているのです。

幼少期の親しい関係性の中で、
コントロールの問題が起きた場合、

その人は大人になって、同じパターンを持つか、
または、そのパターンから逃げることで、
同じ思いはしないかわりに、何も起こらない
（親しい関係に足をいれない）という方法を
とるかもしれません。


このような親のコントロールパターンには
８つあります。


1.かまいすぎて子どもを窒息させる親
（子どもの決めることを自分で決めてしまう、
　自分と異なる意見を認めない、など）

2.子どもの幸せを取り上げる親
（子どもを精神的に見捨てる、
　ほめたり、スキンシップを与えない、など）

3.完全主義者の親
（高いハードルを要求する、
　人からどう見られるのかを常に意識させる、など）

4.絶対的な親
（意見を取り入れない、独自の家族形態、閉鎖的、など）

5.支離滅裂な親
（一貫性がない、支離滅裂な言動、など）

6.常に自己中心な親
（子どもと競争する、嫉妬深い、など）

7.身体的に虐待する親
（暴力をふるって、服従させる、など）

8.責任を果たせない親
（子どもを守らない、罪悪感を湧かせる、など）

コントロールと言えば、
口を出す、手を出す、指図するなどの
イメージがありますが、実は

責任を果たせない親のように
「やるべきことをやらない」ことや

子どもの幸せを取り上げる親のように
「条件付きでしか愛を与えない」ことも

愛と立ち場を利用して、子どものこころを
コントロールしていることになるのです。


往々にして、こどもは
内心では、親に非を見ることに
罪悪感を感じます。

なので、よけいに自責に向うのですが
家庭の中で、不健康なコントロールが起きた
ことは、こどもに一切の非はありません。

また、コントロールをする親自身も
また、コントロールされて育っている
ことが多いのですが、それも子どもを
コントロールしてもいいという
言い訳にはなりません。

そういったこともふまえて
まずは、自分自身のパターンに気づくこと、
そして、過去を嘆くこと、境界線を取り戻す
ことにより、コントロールの呪縛から抜ける
ことができるようになります。

なによりも、そういった中で生き抜いてきた
その力と強さこそが、もっとも気づかれうる
資質だと理解してください。


そういったプロセスを通りながら
どこまで信頼していいのか
どこまで信頼できるのかを
手探りで探しながら、いちばんフィットする
状態を得ようとしていること自体が

親から不健康にコントロールされた
（過去の）子どもたちが持っている
「強い、生きる力」なのですから。


過去に起こったコントロールよりも
強い自分への信頼を築ける理由、
それは、

今、ここに生きているという、その
事実が示してくれるのではないかと
私は思います。





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