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カテゴリ:コーチングとコミュニケーション
「私、ちゃんと怒れないんです・・・」
「言いたいことを言おうとしても、 言葉が引っ込んでしまうんです。」 「怒ったら・・・どうにかなってしまいそうで怖いんです。」 そんなお話を時々、聞きます。 怒りたいのに怒れない 怒るべきときに怒れない 今日はそんなあなたへのお話です。 ● 怒りの効能 中国医学をご存知ですか? 知らないかたも風水や四柱推命などの 占いは聞いたことがあるかもしれません。 これらの占いや中医(中国医学)の 基本になっているのは陰陽五行説。 それは自然や天命、人体の様子を 五行である木火土金水になぞらえる方法です。 水が木を育て、木は火を起こす元になり、 燃えた火は土に帰り、土は金を内蔵し、 金は冷えて水滴となる。 五行はそれぞれ、支え合い、助け合い ときには牽制しあいながらバランスを とっていきます。 例えば「木」は肝臓と怒りを意味します。 このバランスが悪いと、 火の《喜び》がかげり水の《恐れ》が生じ、 「土」の《考え過ぎ》が増えるといいます。 だから、《怒り》のバランスが悪くなると 喜びがかげり、恐れが増えて、考えすぎる ようになってしまうのです。 逆にいえば、 バランス良く《恐れ》を吸い取り《怒り》をくべると、 《喜び》が燃えあがる! 怒りにもちゃんとした役割があるのですね。 ●いちばん避けたい感情 水が木を育てるように ほとんどの《怒り》は、なにかしらの 《恐れ》が引き金になっているもの。 それは 認めてもらえない《恐れ》 愛されない《恐れ》 理解されない《恐れ》 受け入れてもらえない《恐れ》 失敗する《恐れ》 このような《恐れ》と向かい合いたいですか? イヤですよね。 できたら避けて通りたい、 実際、無意識に避けて通っているのが この《恐れ》なのです。 《怒り》はそもそも、《恐れ》の中にある ある感情を避けるために起こっています。 それは、なんでしょう。 そう、悲しみです。 人は悲しいから、怒るんです。 「こんなにわたしを悲しませいで!!」 あなたのこころは誰かに怒っているんです。 それでは「だれ」に怒っているんでしょう。 本当は、だれに怒っているのでしょうか? ●人を変えても繰り返されるもの 私たちの感情の8割は 過去から持ち越されているといいます。 目の前の人に「怒り」を感じて苦しむのは、 過去に解決されていない感情を刺激されるから、 かもしれませんね。 だからこそ、 いくら話し合っても解決しない、 どんなにガマンしても理解しえない、 ならば、ここは 自分のこころを感じる まずは、自分のこころをしっかりと感じてあげませんか? そしてしっかりと感じ尽くしたならば あなたの本当に伝えるべきこと、伝えるべき人が 明らかになっていきます。 もしかしたら、あなたは幼い頃に 怒りを封印されたのかもしれません。 もしかしたら、理不尽な思いをしているのに 怒れない自分に、ずっと怒っていたのかもしれません。 それらを感じるのはつらいでしょう。 しかし、自分をいっさい責める必要はありません。 なぜならば、 怒ることは自分を守るための自然な反応なのですから。 ●《怒り》は、あなたを守るためにある。 とはいえ、そのままぶつけると、 まずい場合が多いですよね。 相手を傷つけたり、自分が傷ついて しまうのも避けたいですね。 ここで効果的な対処方法をお伝えします。 まず 1. 自分のこころをしっかりと感じる 本当は自分はどう感じているのか、何を悲しんでいるのか その部分と向かい合います。 感情が出てきて困るときは、感情解放のセラピーや ワークをする、または大声で怒鳴る、枕をたたくなどの 方法は実際、効果的です。 認識したら、まずは発散してください。 2.伝えるべき相手に適切に表現する、またはしない 次は伝えること。 適切な伝え方については「アサーティブネス」を 参考にしてみてください。 向かい合った結果、伝えないことを自主的に 選ぶこともアリです。 3.できた自分を誉める、認める ごくろうさまです! 結果はどうあれ、がんばった自分をほめてください。 苦手なことをひとつ克服できたのです! できない壁を越えたすごさを祝福してあげましょう。 この順番でやってみましょう。 大切なこと、それは 怒りとは 大切なものを大切にできていないよ、 というメッセージ。 そのメッセージはだれのものでもありません。 他の人がおうことはできないかもしれません。 なぜならば、 あなただけに向けた、あなた自身の声だから。 だから、あなたをかばってくれる誰かに まずは自分がなってあげたなら。 そのとき、あなたのこころには 二度と消えない喜びの火がともりますよ。 当社メールマガジン (「人生を変える☆しあわせ成功講座」 購読すると『あなたにもできる!しあわせ成功セルフキット』と 幸せ成功の法則コラムを読むことができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.07.02 23:35:55
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