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■第81回アカデミー賞受賞作品一覧
2/22(日本時間で2/23)に受賞作品の発表と授賞式が開催されました。 前哨戦であるゴールデングローブ賞、その他ロサンゼルス、ニューヨークの各批評家協会賞、American Film Institute、National Board of Reviewなどから、『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』『ベンジャミン・バトン/数奇な人生』が有力候補と見られておりましたが・・・。 ★マークが受賞 ◎作品賞[Best Picture] ★『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』 『Milk ミルク』 『The Reader 愛を読むひと』 監督賞はダニー・ボイルが来るかと予想していましたが、蓋を開けたら、『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』の圧勝でしたね。 ボイル作品は個人的には好きですが、灰汁が強くて、一般受け及びアカデミー受けしないと思っていたので意外でした。 ◎主演男優賞[Actor in a leading role] ★ショーン・ペン『Milk ミルク』 リチャード・ジェンキンス『The Visitor ザ・ビジター』 フランク・ランジェラ『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』 ブラッド・ピット『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 ミッキー・ローク『The Wrestler レスラー』 ショーン・ペンが上手いのは認めるけれど、気分的にはミッキー・ロークに上げたかったですね。 頂点から転落して、かつての面影も無くなる程のどん底から再起した根性を称賛します。 ミッキー・ロークが色男だったって言っても、今の子は信じないだろうね。(^_^;) ◎主演女優賞[Actress in a leading role] ★ケイト・ウィンスレット『The Reader 愛を読むひと』 アン・ハサウェイ『Rachel Getting Married レイチェルの結婚』 アンジェリーナ・ジョリー『Changeling チェンジリング』 メリッサ・レオ『Frozen River フローズン・リバー』 メリル・ストリープ『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』 これは予想通り、順当でしょうかね。 『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』の演技も高く評価されていたので、質・量共に彼女でしょう。 でも良い女優さんに成長しましたね。 ◎助演男優賞[Actor in a supporting role] ★ヒース・レジャー『The Dark Knight ダークナイト』 ジョシュ・ブローリン『Milk ミルク』 ロバート・ダウニー・Jr.『Tropic Thunder トロピック・サンダー/史上最低の作戦』 フィリップ・シーモア・ホフマン『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』 マイケル・シャノン『Revolutionary Road レボリューショナリー・ロード/燃え尽きるまで』 これも大方の予想通り。 死者に勝てる人は居ません。ヒース追悼。 『The Dark Knight ダークナイト』は日本では興行成績が振るわなかったみたいですね。 アメコミの世界観を超越した良作でしたが。 ヒースもあんなメイクで…と思いましたが、実際に観ると迫真の演技で圧倒されました。 ◎助演女優賞[Actress in a supporting role] ★ペネロペ・クルス『Vicky Cristina Barcelona それでも恋するバルセロナ』 エイミー・アダムス『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』 ビオラ・デイビス『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』 タラジ・P・ヘンソン『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 マリサ・トメイ『The Wrestler レスラー』 これは正直、へぇ~と思いました。 でも誰が貰っても、絶対に納得という人は居なかったような。 『Doubt ダウト~あるカトリック学校で~』は二人ノミネートされてしまったから自沈ですね。 ペネロペ、あんまり好きな女優ではないですが、頑張った。 ◎監督賞[Directing] ★ダニー・ボイル『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 デビッド・フィンチャー『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 ロン・ハワード『Frost/Nixon フロスト×ニクソン』 ガス・ヴァン・サント『Milk ミルク』 スティーヴン・ダルドリー『The Reader 愛を読むひと』 ダニー・ボイルがアカデミー賞を取る日が来るとは、以前は全く予想していませんでした。 そういう路線とは隔絶された世界を撮る人だと思っていたので。 今作は、賞取りに行ったのかな? ◎長編アニメ賞[Animated Feature Film] ★『Wall-E ウォーリー』 『Kung Fu Panda カンフー・パンダ』 『Bolt ボルト』 まあ、これよな、この中なら。 選択肢が少な過ぎるわ。 もっと広く世界から良作を集めてほしいね。 子供向け以外のアニメで、もっと賞に相応しい芸術的な作品があると思うんですけど。 ◎外国語映画賞[Foreign Language Film] ★『Departures おくりびと』(日本) 『The Baader Meinhof Complex バーダー・マインホフ・コンプレックス』(ドイツ) 『The Class クラス』(フランス) 『Revanche レヴァンシェ』(オーストリア) 『Waltz With Bashir 戦場でワルツを』(イスラエル) 本当の意味で日本が理解された訳ではないのは、『千と千尋・・・』『もがり・・・』と同様。 日本でも廃れてしまった風習を取り上げた作品。 外国人には物珍しく映るし、また他のノミネート作品よりストーリーも判り易い。 これは選ばれる確率が高かった。 個人的には、リアルな日本を描いた作品が世界に認められてほしい。 それにしても、監督以下一同の皆さん、ノミネートされたらスピーチの用意くらいしておいて下さい。 苦笑されてるのが、凄く恥ずかしかったよ…。 日本語で確りと喋った方がマシです。 その他の部門、受賞作品 ◎脚本賞[Original Screenplay] 『Milk ミルク』 ◎脚色賞[Adapted Screenplay] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎美術賞[Art Direction] 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 ◎撮影賞[Cinematography] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎衣装デザイン賞[Costume Design] 『The Duchess ある公爵夫人の生涯』 ◎編集賞[Film Editing] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎メイクアップ賞[Makeup] 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 ◎作曲賞[Music (original score)] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎オリジナル歌曲賞[Music (original song)] "Jai Ho"『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎音響賞(録音賞)[Sound Mixing] 『Slumdog Millionaire スラムドッグ$ミリオネア』 ◎音響編集賞[Sound Editing] 『The Dark Knight ダークナイト』 ◎視覚効果賞[Visual Effects] 『The Curious Case Of Benjamin Button ベンジャミン・バトン/数奇な人生』 ◎ドキュメンタリー賞[Documentary Feature] 『Man on Wire』 ◎ドキュメンタリー短編賞[Documentary Short Subject] 『Smile Pinki』 ◎実写短編賞[Live Action Short Film] 『Spielzeugland (Toyland)』 ◎アニメーション短編賞[Animated Short Film] 『La Maison en Petits Cubes つみきのいえ』 こちらも監督は日本人で、日本作品ダブル受賞となりました。 「オスカー像が重い…。」って。笑 こちらも喜びのスピーチを用意しておけと言いたかった。 地球温暖化を扱った作品。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Feb 25, 2009 08:27:53 PM
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