「リーグ・オブ・レジェンド」試写の感想
"The League of Extraordinary Gentlmen"出演・・・ショーン・コネリー、スチュアート・タウンゼント、ペータ・ウィルソン他。公開は十月だそうです。・物語序盤・チラシから拝借(笑)。19世紀末、邪悪な心を持つ者・ファントムが操る驚異のテクノロジーが、世界全体を脅かしていた。(具体的に言うと、戦車や機関銃…。)想像を絶する敵と戦うため、大英帝国政府は、冒険家アラン・クォーターメインをリーダーとして超人達を結集する。映画の感想より前に一言、とにかく混んでました。ビックリする程の行列が、話題の一作である事を物語っておりました。立見の方も沢山居られたようです。でも実は私の横三つ、最後まで空席だったんですよ。というのも、「関係者」という紙が置かれていたので、誰も座れなかったのです。でも結局、誰一人「関係者」という人は現れませんでした。迷惑な話だよね(笑)。感想を書かないとね。冒頭から10~15分くらいは、もしかして面白い?と期待感を抱かせたのですが・・・。その後は、悪い予感的中でした・・・。とにかく疲れましたわ、めまぐるしい展開に。一つ一つのシーンは良かったと思う。アクションも決まっていた。でもそれらを繋ぎ合わせて、一本の作品にした時、ドタバタした印象しか残らなかったんですよね。リーグに加わるメンバーが、一人一人、著名なキャラクターなので、一応全てのキャラに華を持たせなければいけなかったのは判るんですけど、それだけに物語としての纏まりに欠けたのが残念。ジキル博士+ハイドなんですけど、ハイドになった時、白いハルクかと思いましたよ(爆)。絶対おかしいって、その設定~。トム・ソーヤが、若きスパイっていうのも、分かんねぇし(笑)。それ以前に、彼がトム・ソーヤである必然性はあるのか?ネモ船長も、イメージ違いすぎでしょ・・・。潜水艦や車のデザインは、ファンタジー系というか、不思議な感じで、結構良かったと思いますけど。ヴァンパイアのミナは、わりと好きだったかな。でもヴァンパイアのくせに、牙が無かったような・・・。透明人間は活躍してたんですけど、存在を悟られない為に、いつも裸でいないといけないのが、お気の毒でしたね。だって南極みたいな所でも、全裸で歩いてきたんですよ。「タマが凍った」みたいなギャグをかましてましたけど、それ以前に凍死するって、君(笑)。ドリアン・グレイは個人的に、一番原作のイメージに近かったかな。役どころとしても、結構美味しくて、目立っていました。(単に私が、スチュアート・タウンゼント贔屓だからか?)以下、超ネタバレの一言。最初に、リーグを結集させた人物で、実は悪の頭目ファントムその人だった"M"の正体が、モリアーティーだったとは!もう何でもいいわ、好きにしてって感じです。しかしあの俳優じゃ、「モリアーティー」の器じゃないでしょう。もっと貫禄のある老獪な人物でないと。まあ、殆どのキャラの解釈が、原作のイメージからかけ離れているから、それはそれで良いのかもしれないけれど。