ヨ●バシカメラのヘルパーさん
最近、大手の家電量販店で、雇用形態の問題が取り上げられていますが、ついにヨ●バシカメラもダメ出し食らいましたね。当然の事ですから、厳しく取り締まってほしいものです。企業に甘く、労働者に厳しい政府。好景気などと言っても、儲けているのは企業だけ。多くの労働者は過酷な環境・低賃金での労働を強いられています。確かに、大企業に優しくしておいた方が政府も政治家さん達も甘い汁が吸える訳で、実態を知りつつ黙過しているのは、自然の摂理(?)なのかもしれませんけど。しかし日本経済の根底を支えているのは、消費者(=労働者)だという事実を忘れていませんか?低賃金しか貰えないなら、当然生きるのに必要最低限の物しか購入しなくなるし、それすら出来ず、生計を維持できない人々は、生活保護に頼る事になる。大企業のトップと癒着して、美味しい所取りをしている役人達は、目先の利益だけ追求して、国家財政を破綻させようとしている事を省みない。今年、数年使用したパソコンが昇天してしまったので、ヨ●バシカメラで新しい物を購入したのですが、その時に応対してくれたのが、他社から派遣されているヘルパーさんでした。ニュースで取り上げられていた違反事項である、レジ打ちも彼がやりました。ヨ●バシカメラは、法令に従った形態で働かせているとコメントしていましたが、明らかに嘘です。ヘルパーさんは、正規の店員さんと全く同じ仕事をさせられていました。品揃えが豊富なので、商品の下見に良く訪れる店ですが、何か質問したくても、店員が掴まった例がありません。もしヘルパーさんが本来の業務をしてくれていたら、商品説明もしてもらえるのに。結局、自分でパンフレットを集めて、検討するしかないのです。ヘルパーさんは所属会社の商品説明、店員は販売業務。本来あるべき形態で、雇用者を配置すれば、顧客も助かるんです。人件費節約の名目で、店員数を極限まで減らし、同じく少ないヘルパーも酷使。みんな、バタバタと走り回っていますからね。結果、客は店員を掴まえられずに、時間を浪費…。こんな実態を見逃すのは、好い加減にやめるべきです。日本政府は、自分の足を食うタコですよ。