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もんじゃを７年ぶりくらいに食べました。高校時代にわけもわからず先輩と食べに行って、「まじー」と思って以来、関東人なのにお好み焼き専門でした。

で、作り方をしっかり研究して、本場月島へと赴いたわけです。

いやぁ、噂にたがわぬ凄い街ですね。もんじゃ屋さんだらけ。右を向いても左をむいてももんじゃ屋さん。もう猫も杓子ももんじゃもんじゃの勢いで、どの店にはいればいいのか、困ってしまいました。

でも、通りを歩いていると、腰が曲がった人のよさそうなおばあさんが、「なんだい、あんたら、もんじゃ屋さがしてんのかい？」と話しかけてくれました。他にももんじゃ屋さがしてそうな人はたくさんいたのに、なぜか、かなり遠くから声をかけてくれたのです。そんな状況だったので、面食らいましたけど、ここは甘えて、「そうなんですよぉ、おかあさん、なんかおいしい店ご存じないですか」といって、教えてもらいました。

ここで、ミソは「おかあさん」って言葉ね。「おとうさん」「おかあさん」「おにいさん」「おにいさん」などの呼称は時と場合を選びますけど、使い方一つで一気に親密感を増す言葉です。

で、教えてもらったお店が大成功。もんじゃだけじゃなくて、下町人情にも触れた気がしていい一日でした。
月島もんじゃ焼き