Siam Paragon前にガンダムが現れた。日本でも今年人気を集めたがそれがタイに到来したのかと思ったが、こちらは半身像で日本で展示されたガンダムとは別のもので新しく製作されたとの記事を見かけた。
今年、日本ではアニメは大いに話題になったが麻生政権時代に補正予算としてアニメの殿堂の予算が組まれたがそのときにNHKのニュースで民主党の鳩山代表が「あんなもの」といって批判していた。「あんなもの」というのは殿堂のことだったのか、アニメそのものだったのか? 気になるところであるが、まだ当時はアニメの殿堂は予算だけで現物として存在していないので「あんなもの」と言ったのはアニメそのものを意味していたのかもしれない。当時麻生首相はアニメにも造詣が深いと知らされていたので鳩山代表としてはアニメ嫌いにならざるを得なかったのかも。
最近英国の駐タイ国大使(1965-19677タイ大使を務めたアンソニーランボルト卿)が離任時に本国に送った駐在先の感想が公開され物議をかもしている。タイには何もなく文学、絵画は皆無で奇妙な音楽があるのみだ。彫刻、陶器、舞踊は他からの借り物、建築は短調、内装はおぞましい、金持ちの娯楽はゴルフと賭博で国民的娯楽は性的放縦。現職のクエイル大使は卿は2年間しかタイにはいなかったのでそう思ったのであろうと沈静化に躍起になっているという。
鳩山首相に「あんなもの」と評されたアニメも時間がたてば立派な日本の文化として認知されるのであるまいか?それとも英国などから見ると鳩山首相と同じく何年たっても「あんなもの」扱いなのだろうか。そんなことを考えながらガンダムを眺めたのであった。