今日の一日

Khao Khoのリゾート開発（今日の新聞から）
　バンコクから国道1号線を北上すると中央部あたりのペチャブーン県を通過する。このあたりはタマリンドの産地として有名でシーズンになると道路の両端に産地直売の売店がくまなく並んでタマリンドを売っている。
　このペチャブンのまちから左手に山のほうへ登っていくとKhao Kho（カオコー）という眺めのよい高原を通過する。このKhao Khoはタイの七不思議とも呼ばれる場所があって訪れてみると面白いのだ。17,8年前にこのあたりにドライブに出かけた。ちょうど道路がすり鉢状に凹んでいる場所があってこの底辺にエンジンを切って車をとめておくとアラ、不思議、止めてあった車が今下ってきた下り坂をバックで登りだすのだ。目の錯覚なのだろうが本当にひとりでに坂を登りだすのがまこと不思議な現象を見る思いがする。ここからさらに山手のほうに上っていくと上り坂は急に険しくなり乗用車でもローギヤーとセカンドギヤを交互につなぎながら上っていくほど険しい山道になる。峠の頂上に着くと眺めはすばらしくバンコクのビル街に囲まれて暮らしているとすばらしい開放感に包まれて生き返ったような思いがする場所だ。

こんな場所にリゾート開発の影が伸びてきている。高原なので眺めがよく、気温も年間を通じてバンコクより10℃は低いという。Khao Kho Hiland City　Co.,Ltd.社が第一期では500MB(15億円)を投じて別荘地を開発して、100万B（300万円）から1000万B（3000万円）で各種の別荘を売り出すのだそうだ。来年は第二期として有機農場などを含めたFarmを隣接地に開発するとしている。タイでも経済発展とともに中間所得層が増え、今までは上級社会のものであった別荘が大衆のものに身近になってきたのかもしれない。