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カテゴリ:旅行
Sangkla Buri Trip (サンカブリへの旅)
カンチャナブリといえば第二次世界大戦中に日本軍が欧米人捕虜と東南アジア地域の労働者を使って施設したタイメン鉄道の建設で有名なところである。 カンチャナブリ県はバンコクから西北西に位置し当時のビルマ、現在のミャンマーと国境を接し近くには1200~2000m級の山が点在する山岳地帯も含まれる。 この山奥に最近脚光を浴びている観光地があるというので土日1泊2日のTripに出かけた。バンコクから約400km程あるSangkla Buri(サンカブリ)である。 途中にタイメン鉄道の建設の有様を再現した歴史博物館ともいえるHell Fire-Passに立ち寄った。日本軍人が捕虜を虐待し伝染病や栄養失調の捕虜が痩せこけてふんどし一丁で蒸し暑さと疲労と、監視と戦いながら過酷な鉄道建設に従事する様子を写真や、Video、蝋人形などで再現して見せている。骨と皮だけになった骸骨寸前の捕虜が薄暗いジャングルの切通しをゆらゆらと足を引きずって歩く姿はHellfireそのもの、 戦争というもののむごさがジンジンと伝わってくるのだ。訪問者は欧米人とタイ人が多く日本人はほとんど居ない。ここを外人と一緒に見学するのはちょっと勇気がいるような場所だ。同行したタイ人たちもわれらに気を使ってくれていたようなので早々に退散した。 山奥に向かって進むと、ところどころに大きなお寺がありそれらにお参りをしながら先人の過ちを一緒に悔い改めてもらう。線香を揚げ、ランの花をささげお坊さんの説教を聴いて(何を説いているか、わからないのであるが)最後に聖水を振り掛けてもらう。タイではどこのお寺でも行われる儀式である。ココではお坊さんに向かって首を差し出すと、首に数珠を投げかけてくれた。持ち帰り自由の首輪をありがたくいただいて旅行中これを外す事はなかった。 山中に忽然とそびえるワンウィウェーカーラーム寺院境内の黄金のブッダガヤの塔(インドにある”ブッダガヤの塔”をまねて作ったものという。 山奥にこんな立派な寺院(ワンウィウェーカーラーム寺院)が建てられている。タイ人の心の古里なのだ。まだ建設途中であったが何とこのきらびやかさ、日本では考えられない。 お坊さんは本物そっくりの蝋人形である。かなり有名な高僧(故ウタマ住職)で当時この住職を人目見ようとする人々で町はにぎわったという。 ありがたいお説教を拝聴する。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.01.17 16:37:45
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