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カテゴリ:旅行
岩国から宮島へ向かった。今回の旅のハイライトである。
海面に浮かぶ大鳥居を想像していた、が、引き潮でなんとみんなが鳥居の周囲に群れているではないか。 大鳥居の根元にはフジツボがびっしりとくっつきその合間合間に一円、五円、十円、等の硬貨もはめ込まれている。このときは大鳥居がコンクリードでできていると思っていたが夜に乗った屋形船の説明によると大木で造営してあるとのことでいずこかの神社に大木を譲り受けてもらうのに半年がかりの交渉ごとであったとのこと、鳥居は全体の重みで立っているとの説明を受けてまたまたびっくり。 それにしてもこの神社の豪華さ、絢爛、なんとも形容のしようがないほど美しい。これが平安時代 平清盛によって築栄されたと聞けば当時の権力者の力量にただただ恐れ入るばかり。潮の干満など計算しつくされて満潮時には海に浮かぶ神社など今から約800年前のアイデアかとこれもただただ脱帽である。現在の日本の政治、経済、暮らしに閉塞感が漂う中でこれらの先人たちの知恵、知力を思えばまた勇気がわこうというものである。かといって身どもに何かができるわけではないのだが。 神社内には能の舞台もしつらえてあり、ここで薪能など鑑賞できればこれまた最高であろう。 夜、屋形船にのるとガイドが厳島神社の成り立ちなど説明してくれる。大潮のとき潮位差が4m近くにもなるそうだ。大鳥居から屋形船が静々と神社の正面に向かって進む。このとき船上で2礼、2拍、1礼の神社にお参りをする。海中には4,50cmはあろうか、大きな魚が群れている。2m近い大きな「えい」も見かけることがあるそうだが今回は姿を見せなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.08.16 00:32:35
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