今日の一日

♪　昔の友には　やさしくて、変らぬ友と信じ込み♪　あれこれ仕事もあるくせに♪　というわけではないが毎月一回を目途に高校時代の旧友たちと会うことになった。今回は青梅市に住む友人がおいらが「高尾山に登ったことが無い」との話に乗ってくれて高尾山登山を企画してくれた。最近はTVなどで取り上げられて海外からのお客も多いとかで心が弾んだ。高尾山口駅に集合したが電車が駅に着くたびの駅前の混雑度はたいしたものだった。時間はたっぷりあるというわけでケーブルカーやリフトには乗らずテクルことにして右側の1号路をのぼる。上り口のすぐそばに「シャガ」ランが群生しており登山中ずーっとこの花に付き合うことになった。途中の案内標識にこの花は中国産で地下茎がはりめぐって土壌の流出を防いでいるとのことだ。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　シャガの花　
　途中で通りがかりの人にシャッターを押してもらったが高尾山が尾山になってしまった。登山といってもこのような車道を登っていくので登山の雰囲気ではない。登山改めハイキングということにしよう。


　やがて薬王院の山門にたどり着く。山門の仁王様ににらまれて山門をくぐり天狗やその他いろいろなパワースポットを横目で見ながら高尾山の頂上を目指すのだがここの階段が結構きつい。
　　

　息を切らしてやっと山頂にたどり着くとそこは人で埋め尽くされていて、いも洗い状態であった。やっと木陰の車座に座れる場所を見つけてお弁当タイム、気の効く友人はビールまで担ぎ上げてくれていた。もみじの新緑とそよ風とさわやかなビールがなんと言ってもご馳走だ。
　

　くだりは6号路の下りをえらんだが所々で沢と道が一緒になっており足もとをぬらしながらのくだりとなった。登ってくる人と「こんにちは」と挨拶しながら下っていくのだが、のぼりの舗装路と打って変わってこちらはちょっと登山気分が味わえる登山道である。
　高尾山は山頂まで車道が整備されている傍ら、登山道もあり、はたまたケーブルカーや、リフトなども整備され、都内でありながら杉の大木も生い茂る森林も味わえる、そして老いも若きもそれぞれに楽しめるCool Japanな場所であった。
　3時ごろには　上り口に帰り着いたので八王子に繰り出して芋焼酎とおそばとくっちゃべりでおなかと心を満たしたのであった。