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カテゴリ:旅行
18歳まで育ったわが古里、そんな古里をあまり知らない、というわけで今日は南九州薩摩半島の左下半分をドライブした。古里は川辺町なのだが平成の市町村合併で川辺郡が3町(川辺町、知覧町、頴娃町)が合併し南九州市となった。
隣まちは南さつま市(旧加世田市)なのだがすぐ隣のここに行ったことが記憶に無いのでここから海岸線をくだり野間半島、坊津、枕崎と回ることにした。 加世田の町を通り抜けて吹上げ浜に向かう。吹上げ浜は日本三大砂丘のひとつとして数えられ、北朝鮮の拉致でもたびたび話題の上がる海岸である。そういえば小学校の遠足で潮干狩りに来た記憶がよみがえってきたのだが今は海浜公園として砂防林の松林を中心にきれいに整備されている。 エントランスにはつつじが植栽され満開のつつじが咲きそろう5月はさぞきれいなことであろう。 加世田から笠沙に向かう海岸線は海辺まで山がせまり、そこにへばりつくように集落が点々と存在する。鹿児島といえば芋焼酎、道路の標識に杜氏村という標識があった。この地域の杜氏が仕込みの季節に酒造所に出稼ぎに出たのであろうか。 急峻な山肌に段々畑が見えてきた。棚田なのか棚畑なのか、急峻な山肌に階段状に農地がみえる。解説によると江戸時代後半ごろ加世田、大浦方面から移住して切り開いた歴史があるようだ。 笑い話に自分の畑を数えたら一枚たりないという、どうしたもんかと思いあぐねているうちに嫁が「よっこらしょ」と立ち上がったらその腰の下に1枚の畑があった。。。。山間にへばりつくような景色を見ていると理解出来る笑い話である。 さらに南下して行くと道路は舗装がされているものの国道とはいえ林道のようなものだ。海岸線は入り組んでいるのでいたるところにView Pointがある。昔007のロケが行われたという話もあった。なかでも小岬に突き出た丸木崎の展望台からの眺めは秀逸だ。空中に突き出した展望台の先端に立つと右に久志湾の入江を、左に泊浦の入江をのぞみ、とんびが舞うようすを上から見下ろせる。 遠くに望む番場山の尾根にはいま自然エネルギーで話題の十数基の風力発電の風車も見える。 夕方で水揚げの時間ではなかったので浜の賑わいは無かったが、旅の締めくくりに枕崎漁港のお魚センターでもどり鰹のたたきを買い求め、今宵の焼酎の肴としたのはいうまでもない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.10.24 23:07:17
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