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カテゴリ:旅行
霧島温泉の旅行人山荘にわが一族で旅行に出かけた。行きすがら肥薩線の嘉例川駅をたずねる。この駅はパンフレットによると明治36年1月15日開業、以来109年の木造駅舎で由緒ある駅舎であるようだ。100年を超えた嘉例川駅の駅舎は改札口のてすりの角材などが真ん丸く磨り減っていた。
肥薩線は肥後の国、八代海を望む鹿児島本線八代駅と薩摩の国、錦江湾を望む日豊線の隼人駅を日本三大急流のひとつ球磨川沿いに駆け上り矢岳トンネルなど21ヵ所のトンネルをえて結んでいる。急峻な山岳地帯をスィッチバックとループ線で登る珍しい路線でもある。終戦直後の昭和20年8月22日復員軍人などがわれさきにぶら下がって満員の列車が前と後押しの2連の機関車で登ったにもかかわらず第2山神トンネル付近で動けなくなり後すだりして53名の殉職者を出した事故もあったそうだ。けわしい急な山の中を開通させたのは明治政府が艦砲射撃を受けられない山の中を通せの命令一過、開通させた肥後と薩摩を結ぶ昭和2年までの鹿児島本線の鉄道なのだそうだ。 列車の後すだりの同様の経験を2006年ごろタイでしたことがある。バンコク発チェンマイ行きの寝台特急で平野部のピサヌロークをすぎ山間部に差し掛かって途中で登れなくなり後戻りした。幸い事故は無かったが後押しの機関車を連結して約1時間遅れでチェンマイについた経験がある。 折から今、人気の「特急はやとの風」号が入ってきた。和風つくりの列車が郷愁をさそう。この線にはほかにも「いさぶろうしんぺい号」などの観光列車もあり車窓の案内を受けながらの旅も楽しそうだ。 霧島温泉の丸尾温泉地区はまさにいまが紅葉の真っ盛りで真紅に染まった街路樹やモミジなど秋を堪能することができた。 旅行人山荘の露天風呂や花房の滝に行く途中の敷地内散策路の秋景色(旅行人山荘の絵葉書より) 四季折々の草花を押し絵にした手作りのホテルカードが優しい心遣いを感じさせる。 霧島神宮の紅葉も、道すがらの街路樹も今が盛りの秋を満喫した1日でありました。 霧島神宮のモミジ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012.12.04 10:27:05
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