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内舘牧子先生の『義務と演技』を図書館から借りてきました。
ドラマも見ていたから内容は全てわかるのだけれど、あえて活字で読み直したかった。 私の中では驚異的に2晩で読み終えた。 なるほど、義務と演技。 夫婦間には必ずしも起こりうることであろう。 そして誰もが口には出さない。 話し合う勇気があるのなら、いっそ黙って演技を続けていたほうが楽だ。 私も『今日こそしてあげなければ』と思い続けた日々があった。 毎日行為を拒み続け、仕事をしながら、今日こそ今日こそと思っているのだがいざ布団に入るとそんな気も全くせず、またも拒む。 何でだろうか。本当に不思議。 夫の事は愛しているし、毎日たくさんのキスとたくさんのハグと、一緒にお風呂に入ったりもする。 でもその行為だけは出来ない。 あの感情は夫婦になってみないとわからないのだろうか。 長年付き合っていても結婚をしなければ多少なりともそこに『スリル』が生まれるのだろうか。飽きたりしないのだろうか。 これは日本人だけだろうか。 欧米にはあまりそんなイメージがない気がする。 スキンシップの文化の違い? 私の友人はそんな時こう言う、 『行為がないなんて耐えられない。私は日本人とは結婚できないわ』 と。 文化の違いなのか? 本を読みながらいろいろと考えさせられた。 夫と付き合い始めて7年、結婚して4年。 今でもたくさんのキスとたくさんのハグをしてくれる夫を一番に愛している。会いたいなとも思う。話をしたいとも思う。行為も苦痛ではなくなった。 でも少なからずお互いどこかに『義務』を感じているだろう。 口には出さないが。出してはいけない事なのだろう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.03.09 12:22:13
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