『ライアーゲーム』はやっぱり・・・
最高のドラマでしたドラマって「終わり良ければ全て良し」の逆で「終わりダメなら全てダメ」っていうところがあると思ってるんですが、予想以上に素晴らしい結末でした。このドラマのポイントは「人を信じること」「相手を許すこと」の大切さを伝えるっていう2点だったと思います。「正直者は損をする」のが当たり前になってきている世の中ってやっぱりおかしいんですよね。でも現実はこのドラマのように行かなくて、結局信じた者が損をした上その損を取り戻せなくて、騙した方が私腹を肥やすってことも多々あるわけで。。。でも「神崎直のように生きたい、そして神崎直のような人を支持していきたい」とみんなが思うような世の中になってほしいなと思いました。「みんなが幸せになる方法なんてない」って自分も思っていましたが、騙しあったり傷つけあったりしなければみんな幸せになる可能性は大いにあるんですよね。『正直に生きている人を愚かだと感じる自分自身が、人を疑い傷つけることに慣れてしまっている』・・・名言ですね。またもう1点のポイント「相手を許すこと」。これは人間にとって一番難しいことだとオーラでも言ってました。確かにちょっとしたことでもなかなか簡単に相手を許せないのが普通。まして今回のように自分の親を追い詰めた相手を許すことはとてつもないパワーと勇気を必要とします。ただこのドラマのように結局心から謝罪することもなく、最後に改心して人を信じるということを相手が出来たからといって許していいものかどうか。やはり犯した罪の分だけ報いを受けなければならないのではないでしょうか。もちろんお互いの苦しみがそれで晴れるわけではありませんが。とはいうもののいつまでも相手を恨んでいてもそこから何も生まれないわけで、やっぱり罪を償った相手はきっちり許してあげないといけないんでしょうね。そうすることで自分自身も一つ成長するんだと思います。ずっとギスギスしたドラマでしたが、最後には色んなことを思い知らされ自分の考えや生き方をもう一度考え直すいい機会を与えてもらったと思います。原作は漫画ですが、日本の漫画はやはり誇るべき芸術の一つかもしれません。ありがとう『ライアーゲーム』