仮面山荘殺人事件 東野圭吾
文庫: 294ページ 出版社: 講談社 (1995/03) 終盤の展開にはビックリですね。 出版する時期や、ノベルスではなく単行本で出されていたらもっとこの作品は注目されていたんでしょうね。 なんとなく想像はしていましたが、あんなことが裏で動いていましたか。(謎) 婚約者の朋美が車ごと崖から転落し死亡した。 朋美は以前事故を起こし左足が不自由だった。その事故が縁で高之と婚約。 事故を起こしてからは嘘のように慎重な運転を心がけていた朋美が、スピードを出してカーブを曲がりきれずに崖に転落することなんて考えられなかった。誰かが事故に見せかけて殺したのかもしれない・・・。 8人が集まった湖沿いに建つ別荘に、銀行強盗をしてきた2人組みが銃を持って侵入してきた。 強盗に気付かれないようにSOSを書いたり、停電するよう仕掛けをしたのだが、誰かに妨害された。 犯人ではなく、どうやら8人の中に裏切り者がいるらしい。 そんな状況の中、8人のうちの一人の女性が、背中を包丁で刺されて殺されたしまった。 強盗の2人ではないようだ。 殺人事件を隠す為、犯人たちに取引を持ちかける。 犯人は誰なのか、朋美は本当に事故で死んだのか・・・。 解説:折原一 ちょうどこの頃同じトリックで執筆を始めていた折原さんは、これを読んで悔しくてたまらなかったという。仮面山荘殺人事件