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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:今野敏
出版社: 新潮社 (2005/9/21) ★★★★★ 「果断」と合わせて、単行本を揃えちゃいました。 少年犯罪、故意による迷宮入り、正義とは何なのか・・・。 結末もいいし、最後の数行がまたいいね。 あの粗暴な刑事、また出てくるのかなぁ? .......................................... 警察庁長官官房の総務課長である竜崎は、マスコミ対策もひとつの仕事である。 足立区で起きた事件の被害者は、過去に重罪を犯していた実行犯の一人であった。 さらに、さいたま市でもう一人の実行犯も殺された。主犯格の男はまだ服役中だ。 過去の事件とは、少女を暴行し殺害し、さらに次の獲物に手を出しているところを彼らは逮捕された。 少女を殺された親族や関係者の復讐も視野に入れ、捜査本部が綾瀬署に設置された。 犯行の日付から竜崎が気付いたのは警察官の勤務サイクルだった。 事件当時捜査に当たった警察官が少年法に守られた犯人達を、出所後成敗しているのか・・・。 娘の政略結婚の問題。妻には堅物で唐変木と揶揄される。 「俺は国のことを考える、お前は家のことを考えてくれ」 そんな竜崎の家庭に息子の問題が持ち上がる。 私立に受かった竜崎の息子邦彦だったが「東大しか大学ではない」との竜崎の考えから予備校に通わせている。その邦彦が部屋でタバコにヘロインを付着させ吸っている現場を押さえた竜崎。 とんでもないことになった。内緒になどできるのか。だが、公にすれば辞職せざるを得ない・・・。 家族を蔑ろにしてきた報いなのか・・・。 もみ消すのか、それとも息子を警察に突き出すのか・・・。 .......................................... (登場人物) 竜崎伸也 46 警察庁長官官房 総務課長 伊丹俊太郎 刑事部長 谷岡裕也 警視正 広報室長 牛島陽介 警視監 坂上栄太郎 捜査一課 田端守雄 捜査一課長 阿久根野伸篤 警視監 戸高義信 横暴な刑事 隠蔽捜査 隠蔽捜査 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 29, 2008 09:18:11 AM
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