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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:さ行-作家
出版社: 角川書店; 改訂初版版 (1995/09) ★★★★★ 再読です。懐かしいですね。 .......................................... バイクに乗っていた男は信号待ちの合い間に突然倒れ首をかきむしって死んだ。 そして高3の女子高生も突然死。 新聞記者である浅川にとって、その女子高生は姪であったのである。 何か引っ掛るものがあり調べ始めると、類似した死亡記事を見つけた。車の中で若い男女が死んでいた事件で、やはり2人とも怯えた表情で死亡していたらしい。 ほぼ同時刻に驚愕の表情を浮かべ死んでいった若者の共通点は何なのか。 調べていくうちに、4人は箱根のリゾートホテルに宿泊していたことが判明した。4人は友人だったのか・・・。 浅川はそのホテルに向かった。色々と調べていくうちに行き着いたのはビデオテープだった。 そのビデオにはわけの分からない映像の後「この映像を見た者は、一週間後のこの時間に死ぬ運命にある。死にたくなければ、今からいうことを実行せよ。すなわち・・・」と続くはずが突然違う映像によって消されていた。 観てしまった・・・。 浅川は4人の死者達が蘇り、何も出る物がなくなるまで吐いた。 自分も死ぬ運命にあるのか・・・。 リミットは1週間・・・。 大学の講師である友人に協力を頼み真相を探る。 溶岩のシーン、赤ん坊のシーン、老婆の言葉、シーンの間に一瞬現れる黒い映像は何なのか。 そして山村貞子という行方不明の女性に行き当たった。 母親の自殺、噴火を予告、念写、怨念、貞子の肉体の秘密、天然痘ウイルスの再来、古井戸・・・。 貞子を井戸から救い上げたにも関わらず友人は死んでしまった。 このままでは妻と子供の命も危ない! 浅川は考えた結果行き着いたのはビデオテープのダビングだった。 天然痘ウイルスの再来、増殖・・・。 しかし、ダビングをして他人に見せれば命が助かることは分かったが、ねずみ講式に広がりその間に死者も続発するだろう・・・。 形を変えてこの世に出現した天然痘ウイルスなのか。 浅川のとった行動は・・・。 .......................................... リング 文庫 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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