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テーマ:お勧めの一冊(464)
カテゴリ:ノンフィクション、エッセイなど
出版社: バジリコ (2007/12/4) ★★★★★+ 石原伸司(いしはら・しんじ) 一九三八年、千葉県に生まれる。一二歳で家出したあと、チンピラを経てヤクザになり、広域暴力団の組長になる。ヤクザとして数々の犯罪に手を染め、三〇年近く塀の中で過ごす。徳島刑務所での服役を終えたあと、ヤクザを引退。繁華街の「夜回り組長」として数多くの非行少年少女の悩みを聞き、更生を手助けしている。 ノンフィクションです。 いやー、これは、かなり衝撃的でした。 13歳でシャブ中になり、筋金入りのワルになってしまった少女アスカ・・・。 言葉では表現しきれないほどの酷過ぎる母親と義父。 読んでいてムカムカし、なんとも胸が痛くなる一冊でした・・・。 祖父母にそのまま育てられていれば、幸せだったのに・・・。 可愛そうなアスカ・・・。 12歳くらいでは、自ら児童相談所に相談、ましてや警察に駆け込むなんて考え浮かばないですからね。ほんとかわいそうです。 .......................................... 13歳からシャブ一筋?のアスカ。 シャブって腕に打つと知られているが、首の血管に打つと相当効くらしい。 親が育児を放棄し、幼い頃から祖父母に育てられたアスカ。 アスカが12歳になった頃、突然実の母が祖父母のもとを訪れ「わたしの子よ」と、強引に祖父母のもとから連れ去った。 そこからアスカの人生は転落していったのである・・・。 暴力を振るう母、仕事をしない義父とパチンコ三昧の母。 そして負けが込み「稼いでこい!」と義父に追い出される母。 何故急にアスカを引き取ることになったのか・・・。それは児童福祉手当金などの金目当てだったのである。 義父の暴力から逃げる場所といったら祖父母の家しかなかった。 だが、すぐに連れ戻しにこられ、祖父の身に危険がおよびそうになったので、泣く泣く祖父母の家を後にするアスカ・・・。 やがて、母と義父のもとから逃げたアスカはヤクザの組長に拾われ、シャブを憶え・・・。 教護院、女子少年院、東京拘置所、福島刑務所と何度もパクられる。 刑事をも堕落させたアスカ。 義父に敵を討ってくれた組長。 そして、ある日、筆者である夜回り組長に出会い、命がけで更生の道へと導くが、筆者は何度もアスカに裏切られるのであった・・・。 .......................................... 筆者とアスカが取材を受け『週刊実話』や東スポなどで取り上げられ、ちまたで話題になったらしい。 今頃どうしているんだろう・・・。 結局同じこと繰り返しているんだろうな・・・。 歌舞伎町のシャブ女王 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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