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カテゴリ:乃南アサ
出版社: 新潮社 (2008/1/29) 再読。 ひったくり常習犯の翔人が流れ着いた場所は、年寄りしかいない田舎町だった。 バイクでこけている婆さんを助け、看病を続けながら居座る。 祭りが近いため土産物やらを用意する準備する手伝いを近所の爺さんに頼まれる。 山に入りキノコなどを取るとてもきつい仕事だった。しかも無給。 祭りの準備がはじまり町に出ていくと、村に来て初めて若い女性に会った。とっても奇麗で可愛い人で、翔人はあっという間に好きになってしまった。 だが、村の人の話ではその女性は大阪に出て働いていたが、ひったくりに遭い怪我をして、都会が怖くなった彼女は10年ぶりに田舎に戻ってきた、という話だった。翔人はそれを聞いていたたまれない気持ち、自分が同じことをしていたことで胸が痛くなった・・・。 明け方に婆ちゃんの息子が金を無心にやってきて暴力をふるった。 翔人自身も婆ちゃんを裏切ってはいけない「ぼうはいいこ」と言ってくれる婆ちゃんの言葉を胸に、自首する為に村を出た…。 しゃぼん玉 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 28, 2009 11:02:21 AM
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