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カテゴリ:唯川恵
出版社: 文藝春秋 (2009/9/4) なかなか面白い短編集でした。 ◎無邪気な悪魔 上司との不倫が2年続いている朋絵だったが、そろそろ潮時かと考えている時、独身の若い男性に好意を持たれ、不倫相手に別れを告げる為2人で食事をしていると、会社の同僚の女子にばったり会ってしまい・・・。 ◎ささやかな誤算 19歳で水商売に入り16年。現在勤めているスナックは風前の灯。 いよいよ独立しようかと考えている矢先、新しく入ったホステスに振り回され・・・。 ◎蒼ざめた夜 早紀が不倫の末一緒になった男は、これで3度目の結婚となった。 前妻と前々妻との間に子供が3人いたので、子供は作らなかった。 そして早紀は34歳になり、日々の生活がマンネリ化していることで友人が仕組んだある男と・・・。 ◎女友達 洗面所での様々なせめぎあいが大嫌いな浅子は、誰もいなくなる5時半頃に行くようにしている。 周囲からちやほやされる年齢は当に過ぎ37歳になった。 結婚相談所から沢山の男を紹介されるが・・・。 ◎残月 24歳で結婚し5年で破綻。原因は夫の事業失敗。マンションを諒子の名義にし、夫はいなくなった。 あれから十余年、年下の男に興味が沸いてきて・・・。 ◎雨に惑う 電車の中で隣に座った若い女と口論になり、依子はその女の後を付けた。 その女が住むマンションのポストに「死ね」と紙に書き入れる。 何度か入れる内に言葉がエスカレートし・・・。 ◎一夜まで 年に一度の逢瀬を楽しむ男と会う約束をした波子。 その男は、かつての家庭教師で、毎年恒例行事のように10年続いている。 だが、当日になると娘は必ずぐずりだし・・・。 ◎あね、いもうと 双子の姉の披露宴に新郎が欠席という事態が発生した。 その後も行方不明だった新郎は・・・。
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Last updated
June 8, 2010 09:22:39 AM
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