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カテゴリ:ま行-作家
出版社: 双葉社 (2008/12/10) お初の作家さんです。 人生とか家族とか、しんみりする内容の短編集でした。 「おかあちゃんの口紅」はいいですねえ。 ◎ホタルの熱 独立して会社を興した夫だったが、5年で駄目になり結局は蒸発してしまった。 なにかというとすぐに熱を出してしまう息子の駿は「ママ、ごめんね」が口癖で…。 ◎乾いた声でも 深夜の残業中にくも膜下で倒れ帰らぬ人となった夫。 通夜の席で泣き崩してした若い女は夫の浮気相手だと察したが、実はそうではなく…。 ◎星空への寄り道 ITバブルで一時は成功したが次第に業績は傾き、借金に追われる羽目になった男は、乗ったタクシー運転手と苦労話に花が咲き…。 ◎カレーの匂い 出版社に勤め、マンションを何件か購入してやりくりしているキャリアウーマンの話。 ◎柿の代わり 女子高に勤める男性教師は、生徒の悪事に手を焼いている中、一回り離れたかつての教え子である妻に浮気をされた。しかも相手は以前に勤めていた共学の男子生徒で…。 ◎おかあちゃんの口紅 送った本人さえとっくに忘れていた母の日のプレゼント。その口紅を病室で初めてつけてみようと母は…。 ◎イブのクレヨン 連れ子のいる女性と結婚。その妻の計らいで30年も会っていない母と会うことに…。 ◎粉雪のキャッチボール 長年支配人を勤めた軽井沢のホテルを退職するというので迎えに行く息子。 ホテルマン達のお別れのプレゼントは、父とのキャッチボールをするというサプライズもあり…。
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Last updated
June 10, 2010 10:15:01 AM
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