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カテゴリ:ノンフィクション、エッセイなど
文庫: 319ページ 出版社: 新潮社 (2014/2/28) 内容(「BOOK」データベースより) あの日、3月11日。三陸の港町釜石は海の底に沈んだ。安置所に運び込まれる多くの遺体。遺された者たちは懸命に身元確認作業にのぞむ。幼い我が子が眼前で津波にのまれた母親。冷たくなった友人…。悲しみの底に引きずり込まれそうになりながらも、犠牲者を家族のもとへ帰したい一心で現実を直視し、死者の尊厳を守り抜く。知られざる震災の真実を描いた渾身のルポルタージュ。 消防団や自衛隊、市の職員の話、釜石市長、歯科医やその助手など様々な方の取材を元に構成されています。遺体安置所での話は胸が痛くなります。民生委員の千葉さんは、葬儀社に長年勤めていた経験から安置所の管理をかってでるのですが、遺族を前に遺体に優しく言葉をかける姿には涙が出ますね。 その時の様子や報道の裏で何があったのか、裏方作業に徹した方たちの証言を中心に丁寧に書かれた一冊だと思います。
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Last updated
March 24, 2014 08:48:01 AM
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