和気清麻呂の銅像
皇居の北東端にある「大手濠公園」にある和気清麻呂の銅像。 この像は昭和15年、皇紀2600年記念として建立されたそうです。和気清麻呂は「宇佐八幡宮の神託」事件で「道鏡の野望」を打ち砕いて皇統を護った勤皇の忠臣として歴史にその名前を残していますが、当時は、称徳天皇の逆鱗に触れ別部穢麻呂(わけべのきたなまろ)と改名させられて大隅国に配流されたそうです。 「宇佐八幡宮の神託」事件や「道鏡」については、近年再評価がされていますが、清麻呂は不幸にも当時の権力闘争に巻き込まれた犠牲者であることは間違いないでしょう。 また、称徳天皇の崩御後は復権し平安遷都や治水事業に尽力し、実務高官としても業績が高いとのことです。