ゲーム・チェンジ 大統領選を駆け抜けた女
2008年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党の副大統領候補となったアラスカ州知事サラ・ペイリンを描いた伝記映画.ジェイ・ローチ監督。2008年アメリカ大統領選挙で勝利した民主党オバマ、一方で共和党の大統領候補として彼と争ったのがジョン・マケイン。ベトナム戦争の英雄で、保守中道の人格者である彼は、アラスカ州知事サラ・ペイリンを副大統領候補に指名した。地元で絶大な人気を誇ったペイリンではあるが、ほぼワンイシューで知事選を勝ち抜いたに過ぎず、政治観はおろか、人格的にも破綻した人物だったのだ。現代の過激なポピュリズムの弊害を鋭く描いた秀作です。