愉しみなこと

82年生まれ、キム・ジヨン

2019年【韓】 現代社会が抱える問題と言える「仕事と育児（家庭）の両立」。韓国では若い男性から拒否感も強かった作品でもあります。でも、人間は一人では生きていけないし、それほど強くないですよね。だから、理解し合うこと、感謝の気持ち持つことが必要です。この作品が、そんな気づきになればと思いました。

ハリエット

2019年【米】 アフリカ系アメリカ人女性として初めて新20ドル紙幣に採用された、奴隷解放運動家ハリエット・タブマンの激動の人生を映画化。彼女の強さに圧倒されます。

グリーンランド　地球最後の2日間

2020年【米】ジェラルド・バトラー出演の大好きなＳＦ・パニック。期待し過ぎたかもしれませんが、小ぶりな映像、自己中の争い、散らかし放題の脚本が残念でした。どちらかというと、義父役のスコット・グレンの生きざまが渋くて共感した。

THE BATMAN－ザ・バットマン－

2022年【米】主演ロバート・パティンソン。猿の惑星シリーズのマット・リーブス監督が新たな切り口で描くバットマン。175分の長尺ですが、あっという間でした。、

いのちの停車場

2021年【日】吉永小百合主演。松坂桃李、広瀬すず、西田敏行と豪華キャストです。在宅医療というか終末、そして安楽死がテーマかな。自分に置き換えられる年齢になると伝わるものが違ってくる。

佐々木、イン、マイマイン

2020年【日】高校時代の友人との絆。濃密で大切な時間を過ごしたあの頃には戻れない。ラストシーンのギャップには泣けなかったが面白かった。

ゆらり

2017年【日】石川県の民宿「赤木箱」を舞台に、「伝えられなかった想い」を抱える人々が時を超えて家族の絆を取り戻すヒューマン・ファンタジー。

悪人伝

2019年【韓】 マ・ドンソクの存在感に圧巻され、見ごたえある作品。連続殺人犯の生い立ちまで描いていると最高でしたが・・

孤狼の血 LEVEL2

2021年【日】前作で役所広司が好演した大神の遺志を継ぐ松坂桃李。対するは上林組で頭角をあらわした鈴木亮平。両者が熱演するバイオレンス・アクション。

ビューティフル・マインド

2001年【米】ノーベル賞を受賞した経済学者ジョン・ナッシュを描いた実話ベースの作品。ゲーム理論（囚人のジレンマ）は有名です。

トロピック・サンダー／史上最低の作戦

2008年【米・独】 ベン・スティラーの主演・監督。「プラトーン」、「地獄の黙示録」、「ランボー」をオマージュしたアクション・コメディ。実はトム・クルーズまで出演していたとは・・

エンプティ・マン

2020年【米】都市伝説をきっかけにエンプティマン（無の男）の謎を追う.主人公はやがて・・。

21世紀の資本

2019年【仏・ニュージーランド】フランスの経済学者トマ・ピケティの原作。資本収益率が所得成長率を上回ると格差を生み出す。資本の暴走に警鐘を鳴らすドキュメンターリー作品、勉強になります。

郵便配達は二度ベルを鳴らす

1981年【米】ジャック・ニコルソン主演のサスペンス。郵便配達がいつ出てくるのかと待ちくたびれた。不思議なタイトルでした。

MORTAL モータル

2020年【ノルウェー】 北欧の人達の郷土愛に結びつく「雷神トール」を描いた作品。正直、退屈なストーリーですが続編に期待ですね。

すばらしき世界

2021年【日】西川美和監督。役所広司主演の実話ベースの物語。まずは、主人公「三上」を演じる役所の気迫こもった演技が素晴らしい。真っ直ぐにしか生きられない主人公と支える人々の善意。人生とは、こうした人間の繋がりで、深く満たされるものなのだろう。ハッピーエンドではないが、何か、清々しい気分にされる。すばらしき世界、心に響く秀作です。

水海道「寳來館」

マー／サイコパスの狂気の地下室

2019年【米】 邦題のイメージとはちょっと違う印象。全然怖くないサイコ・サスペンス作品。

アイヒマンの後継者 ミルグラム博士の恐るべき告発

1961年イェール大学でスタンレー・ミルグラムが行った“権威に対する服従についての実験”を描いたドキュメント作品。映画としては、凡庸。ハンナ・アーレントの「全体主義の起源」やナチスのアイヒマンに興味がないと厳しいですね。

国際市場で逢いましょう

2014年【韓】 戦争で引き裂かれた家族の物語。心に沁みる良作です。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム

2021年【米】マルチバースの時空という壮大な世界観、歴代キャラが勢ぞろいの最高傑作です。

15ミニッツ・ウォー

アフリカのジブチで、スクールバスを占拠する独立派武装組織。フランス政府は特殊チームを派遣する。 1976年に起こった実話をベースにした作品

くれなずめ

2021年【日】高校時代の仲間達が友人の結婚披露宴で再開して・・いつも、先へ進むことだけでなく立ち止まることを肯定する。

スパイの妻

2020年【日】 思い描いていたものとは別物で、久しぶりに大きく外した作品。

ラブ&ピース

2015年【日】 園子温監督。エンディングの「スローバラード」が沁みた。素敵な夢をありがとう。

メメント

2000年【米】 ガイ・ピアースとキャリー＝アン・モスが主演。筋を追うだけで疲れてしまう。「記憶」キーワードに妻を殺害した犯人捜しを展開する秀逸のサスペンス作品。時間軸を使った巧妙な構成は、さすが「テネット」、「インターステラー」 のクリストファー・ノーラン監督。

名もなき生涯

2020年【米・独】第2次世界大戦時のオーストリアで、ヒトラーへの忠誠を拒み信念に殉じた実在の農夫の物語を映画化したヒューマンドラマ。絵画を見ているような、しずかな詩的な作品。

アイヒマン・ショー／歴史を映した男たち

2015年【英】ナチスドイツによるホロコースト。アイヒマン裁判を通じて,その証言を世界に発信しようとしたテレビマンたちの実話。

キングスマン:ファースト・エージェント

2021年　シリーズ3作目は組織の誕生秘話。ラスプーチンやレーニンまで登場して流行の謀略論より面白かった。今年一番のお薦め作品です。

1917 命をかけた伝令

2019年【米】シームレスな塹壕戦は、迫力がありましたがストーリーが単調です。もうひと捻りあれば、良かったのですが・・

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

2021年【米】スパイダーマンの宿敵のダークヒーローを主人公にした「ヴェノム」の続編。監督はアンディ・サーキス。カーネイジ（大虐殺）という割にはこじんまりとしていますが、尺が短いのでスピーディーに展開し退屈しません。

ノマドランド

2020年【米】突き刺さるようなロードムービー。企業城下町の荒廃が前段に描かれるが、本質は人間が元来持ち合わせる「ノマド」への回帰と思わせる。社会に同化することで得られる安定を超える、縛られない自由。生きる尊厳とは何か、ノマドの生活を肯定的にとらえていることに共感できる。2020年アカデミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞。

ユナイテッド９

2006年【米・英・仏】2001年9月11日ユナイテッド航空93便。44名のうち生存者は0。ドキュメンタリータッチで描かれており手に汗握るドラマです。合掌！

ラブレス

2017年【露・仏・ベルギー・独】「父、帰る」のアンドレイ・ズビャギンツェフ監督。不仲で離婚予定夫婦の子供が行方不明に、序盤は退屈だったが後半は引き込まれた。

おとなの事情 スマホをのぞいたら

2020年【日】東山紀之主演. イタリアのコメディ映画『おとなの事情』の日本版リメイク

バクラウ　地図から消された村

2019年【ブラジル・仏】 カンヌグランプリ審査員賞。ある日突然、地図から消えた村「バクラウ」。良く分からないストーリーだが、目が離せない不思議な作品です。

ミッドナイトスワン

2020年【日】主人公「一果」の成長物語として、純粋に面白かった。バレエをしている時の彼女はとても輝いていた。そして、トランスジェンダーとして背負った宿命と絆を草彅剛が好演している。

ゲーム・チェンジ　大統領選を駆け抜けた女

2008年アメリカ合衆国大統領選挙で共和党の副大統領候補となったアラスカ州知事サラ・ペイリンを描いた伝記映画.ジェイ・ローチ監督。2008年アメリカ大統領選挙で勝利した民主党オバマ、一方で共和党の大統領候補として彼と争ったのがジョン・マケイン。ベトナム戦争の英雄で、保守中道の人格者である彼は、アラスカ州知事サラ・ペイリンを副大統領候補に指名した。地元で絶大な人気を誇ったペイリンではあるが、ほぼワンイシューで知事選を勝ち抜いたに過ぎず、政治観はおろか、人格的にも破綻した人物だったのだ。現代の過激なポピュリズムの弊害を鋭く描いた秀作です。

新感染半島　ファイナル・ステージ

2020年【韓】 前作「新感染　ファイナル・エクスプレス」とは別物。見事なカーチェイスは見所ですが・・

MISS ミス・フランスになりたい！

2021年【仏】美少年アレックス「ミス・フランスになること」が将来の夢。大人になった彼は、忘れかけてた夢を取り戻すためもう⼀度向き合うことを決意する。

日本沈没(1973)

1973年【日】 小松左京原作の1973年版。小学生の頃、手に汗握り鑑賞した想い出の作品。キャスト、ストーリーともに味わい深い秀作です。

マネー・ショート 華麗なる大逆転

2015年【米】 アダム・マッケイ監督。リーマンショック直前の米国で、サブプライム破綻に気付いた金融マンの実話。第88回アカデミー脚色賞作品。お薦めです！

めまい(1958)

1958年【米】アルフレッド・ヒッチコック監督。ジェームズ・スチュワート主演のサスペンス。前半は退屈ですが、後半は一転します。かなりご都合主義な展開ですがそれも一興。

燃えよ剣(2020)

2020年【日】司馬遼太郎の原作。岡田准一が主演した新選組活劇。敗者の悲哀が、主人公・土方歳三を通じて描かれます。

ソニア ナチスの女スパイ

2019年【ノルウェー】実話ベースの「二重」スパイの暗躍を描いた作品。ノルウェーの人気女優ソニアは、スウェーデンで暗躍するナチスのスパイ「マリア」の正体を探る任務を受ける。

地獄でなぜ悪い

2013年【日】園子温監督。長谷川博己、星野源、二階堂ふみ、豪華共演の作品。なり突き抜けた、日本版キル・ビルです。

ひまわり

1970年【伊・仏・ソ】ソフィア・ローレン（当時３６歳）が主演した秀作。陽気で気丈なナポリ女性とアフリカ戦線に徴兵されたアントニオ。戦争で引き離された二人は、すれ違いを重ね別の人生を歩み始める。南部ウクライナの地平線の彼方まで続くひまわり畑が印象的でした。

約束のネバーランド

2020年【日】ほぼ学芸会レベルの作品。

海底47m　古代マヤの死の迷宮

2019年【英・米】海底の古代マヤ遺跡は良いのですが、巨大サメがイマイチ。前作に比べて、緊迫感がなくなってしまった。

DUNE デューン／砂の惑星(2021)

2021年【米】「ブレードランナー2049」のドゥニ・ヴィルヌーヴ監督。デヴィッド・リンチ監督の「デューン／砂の惑星(1984)」がトラウマになっているが、本作は、期待以上に良かった。キャストも、主演ティモシー・シャラメ、母役のレベッカ・ファーガソンともに良い。