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カテゴリ:疾病関連
以前の私なら、よりよいと思う医師を求めて自分が遠くまで行く事を厭わなかった。椎間板ヘルニアの時は3つ目の病院で手術したし、歯科医は毎回変えていた時期もあった。ホームドクターが欲しいと思っていた時期は、実家の周りに個人クリニックがたくさんあった事もあり、全てのクリニックを回った。
しかし今日、緊急ではない件で隣の市の内科医にかかるという人に、最も近い妙高病院を勧める。小さな病院で、毎日診察してもらえない科もあるのだが、内科は常勤の医師がいる。お年寄りが多い地域のせいか、看護士の対応がとてもあたたかく丁寧だ。インフルエンザかと思った時や、ピロリ菌の検査の時に対応してくれた医師は研修医だったが、私はいたく気に入っていた。 そんな個人的な感想と共に頭にあったのは、信濃町に住む人からうかがったお話だ。 常勤の医師が一時は3人まで減ってしまったが、町民と町が頑張って現在は10人にまでなった。しかも腕のいい医師があつまったという。自然豊かな土地に暮らして、町民の医療に携わりたいという志の高い人たちとのこと。 ふとその病院のホームページを見ていて驚いた。病院スタッフが綴るブログがあるのだ。町民も書き込みをし、職員と交流している。ブログがあるからいい病院とはいえないかもしれないが、情報を発信して町民と一緒に考えていこうという姿勢があることはいいなと思う。 ニュースを見ていたら銚子の病院が本日閉鎖されたとあった。詳しい事や難しい事はわからないけれど、町から病院がなくなるのはオオゴト。車で片道30分以上もかかる病院しかないとしたら・・・。 内科医にかかろうとしていた人がどうしたかというと、一度は隣の市まで行く。しかし大変な混み具合と通う時間を考えたら嫌になり、妙高病院まで戻ってきた。そして「看護士が事務的じゃなくて、すごく親切でよかったー」と言っていた。 私がそう言ったじゃないか、と思ったが「よかったね」と言っておいた。 内科は近いに越した事がない。ましてや、ここのように医療機関がほとんどない地域においては、車で5分のこの病院を大事にしないとと思う今日この頃。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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