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カテゴリ:暮らし
知り合いのペンキ屋さんが「ちょっと手伝ってみない?」と言うので、大屋根のペンキ塗りなんて滅多にできるもんじゃないからと手を挙げる。ペンキ塗りは可成り好きな作業で、室内の壁や窓枠などは経験がある。やった後がきれいになるのがいいし、黙々と刷毛を動かすと心が静かになっていい。
現場は事務所の向かいのペンション。写真奥の建物。平屋に見えるが玄関が2階になっており、高さはある。 防塵マスクとハーネスをつける。屋根からたらしたザイルを裏庭の立ち木に縛り付ける。これが命綱。落下しない事を確認したら、電動サンダーを渡された。ペンキ塗りの前の下準備だ。やり方を教わり作業開始。高速回転するサンダーで屋根の表面を撫でるように動かし、錆などあれば取り除いていく。勾配のある屋根の上で滑らないようにいることより、回転するサンダーを保持する方がきつい。握力25kgのためか片手では丁寧な作業がしにくい。しかも手首から下が振動で痺れる感じもする。 2時間ほど作業したら下に降りて休憩。職人さんたちと茶を飲んでいると、知り合いが通った。が、すぐに私とは気づかず。「ええっ、何しとんの?おじさんかと思った」と言われた。「おじさん」に間違われるのは初めて。光栄である。 再び屋根へ。前半よりは作業のコツが掴めたのか、楽な姿勢もわかり仕事もハカが行く。3人で3時間ちょっとで終了した。 削った粉を水で洗い流し、錆び止めを塗り、下塗り、本塗りで完了とのこと。また手伝ってねと言われたので、家に帰ったら地下足袋を探そうと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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