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カテゴリ:中山間地
いつもの大滝荘が洒落たライブハウスに変わっていた。
薪ストーブのある食堂ホールに大きなスピーカー、PA、電子ピアノ。目を引くのはハサ木にかけた稲束。装飾と目隠しを兼ねているのだが、とてもいい雰囲気を作っている。吹き抜けのホール上部には、裂き織りのタペストリー。玄関には紅葉した枝とススキのオブジェ。 大広間では風呂上がりのお客さんたちがおそばを召し上がっている。ライブまで30分。 開演が近づくと次々とお客さんが来て、会場は立錐の余地もないくらい。見知った顔があちこちにある。挨拶を交わす。 主催者であるNPO体験活動支援センターの方は、ソバの刈り取りをした作業服とはちまき姿でご挨拶。場が和む。そして、奥土居美可さんの登場。 スタンダードナンバーからポップス、オリジナル曲などを2部構成で熱唱して下さった。客席にはよそから駆けつけた人たちと、地元のお年寄りたちが入り交じり、それぞれに手拍子を打ったり、声援を送ったりと終始リラックスした雰囲気だった。 このイベントの仕掛人は、生涯学習課のIさんとのこと。さすが音楽好きな方だけある。しかもこの中山間地をこよなく愛する方、彼らしい仕掛けの素敵な夜だった。 2時間近くたっぷりとライブを楽しませてもらった。 文化芸術事業は旧新井市で実施される事が多く、山に住む私には少々不満もある。設備の整った会場があちらにあるという事もあるが、今夜のような小さな会場での事業も是非今後もやっていただきたいものだ。Iさんがいれば、それも可能かしらんと思ったのであった。期待しています。そしてありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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