☆風に吹かれて☆

夏休みがあと１週間になった娘です。

養護学校に通っている娘に残っている宿題は読書感想文です。

それでなくても作文が苦手なのに感想文は特に大変です。


息子も読書の宿題があると言うので３人で県立図書館へ。

娘の本は私が勝手に決めていました。

でもどうしてもタイトルが思い浮かびません。

図書館で係りの人に内容を話していたら

隣の席にいた方が、すぐに教えてくれました。

『おかあさんの紙びな』でした。

息子の国語の教科書に載っていたお話で

戦争の時、お腹を空かせた女の子がある日美味しいご飯を食べれたのは

焼け残ったお雛様を売ったからでした。

女の子はお雛様がいなくなってそても悲しかったけれど

お母さんは代わりに折り紙で紙雛を折ってくれたそうです。

こんなのいやだとだだをこねても

お母さんは泣きながら黙って折っていたのでした。

それから３月になると紙雛を折るようになった女の子は

どんな立派なお雛様より髪雛が好きになりました。

というお話です。

係りの方、すごいですね。

私のうろ覚えからちゃんと本の名前を教えてくれて。

息子もこのお話を覚えていて

「絵を見ただけでウルウルしそうだ」と言いながら本を手に取っていました。


娘にとって戦争とか戦いとは「シンケンジャー」などだと思っているでしょう。

絵本を一緒に読んで戦隊物とは違う戦争の時代があった事

だから平和な社会が大事だという事を話したいと思います。

最初理解出来なくても伝えていこうと思います。


息子は太宰の「津軽」と「人間失格」を借りました。

が、それがお風呂でも読めるという本で

綴じている所はリング式で、本の素材は耐水性のプラスチックみたいでした。

ニュースか何かで聞いたことがありましたが

実際手に取るのは初めてです。

時代の流れを感じました。