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2011.02.17
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がんの盲点 白血病はがんではない
著者:大沼 四廊

この本を手に取ったきっかけは。
やっぱり父の病気。

父が昨年4月に『急性骨髄性白血病』と診断されてから暫くはその現実を受け入れられず、ネットで検索すれば色々出てくる事は分かっていても、なかなかできないでいた自分が居た。
だけど、『それではいけない』という気持ちがずっと自分の中にあったのも事実。
ずっとその気持ちとの葛藤で。

いつ頃からだったかな。。。
ネットでググったのは。

父が入院する日に医師から本人と付き添った家族に説明があった。
その内容を思い出しながら、色々と自分の疑問を一つ一つつぶしていくかのように検索し、自分なりに理解する。

血液は骨髄から造られる。
血液のたまごである芽球が、白血球、赤血球、血小板と正常に育たず、それが不良品として体中いっぱいになってしまう。
白血球は輸血できない。
治療しなければ余命2~3ヶ月。
白血病は血液のガン。
原因は今の医学では不明。
治療方法も基本的には10年ほど前から何も変わっていない。
抗癌剤で良い細胞も悪い細胞も全て破壊し体外に排出した後、自力で血液を造るのを待つ。
白血病には、リンパ性と骨髄性があり、また骨髄性でも急性と慢性があり、急性骨髄性白血病にもM0~M7という細かな種類がある。
当時70歳だった父は、高齢の為、移植対象外であり治療の選択肢が無い。

などなど。

白血病の基本的な事と、現在の治療方法なんかをざっくりと知った。

これでやっと主治医の言ってる事がある程度理解できるようになった。

主治医を。
病院を。
医学を。
全て信じて託すしか無い。

父が治る事を信じて、ただひたすらその為に家族があらゆるものを犠牲にしながらこれまで精一杯やってきた。

しかし。
昨年12月。
主治医からの言葉を信じ、これまでの8ヶ月の闘病からやっと開放された嬉しさいっぱいで退院したにもかかわらず、その2週間後には再発の告知。
そして、もう手の施しようがないとの言葉も。

白血病を克服したと思っている父本人にはこの事は何も言っていない。
今後も言う気はない。
あれこれと生きる気持ちでいっぱいになっているのに、それは出来ない。

なのにこのまま何もしないでいいのか?

また苦しくなってしまった。

色々と調べているうちに、白血病はがんではなく、生活習慣病だ、なんて言葉を目にするようになった。
そしてある時、このサイトにたどり着いた。

自然医学総合研究所

警戒心が出てしまう私は、正直、ちょっと怪しいかも~なんて思ったのも事実。
ここの方々には悪いが、世の中色々なものがあって、鵜呑みにすると大変危険である。
そんな感じでまた色々な角度で検索してみると…。

そのうち、『ひょっとした父も…』という想いが徐々に大きくなってきた。

思い切ってメールで問い合わせをしてみた。
どうせ返事なんて無いだろうなぁ~。
あっても忘れた頃に来るんだろうな~。
こんな私のメールなんて相手にして貰えないかもしれないな~。

なんて思いながらも、ダメ元で送信。

そしたら、翌日の朝に返事が来ているのを発見。
は、早い。。。

簡単にだけど、父が入院してからの状態やその時の病院の治療内容を時系列で書いたのだけど、それぞれにどうしてそういう事が起こったのかなど、コメントが入っていた。

それを読んで、こんな素人でも全くのでたらめだとは思えず。
治療を受けるには他県の為、移動距離も半端じゃないけど、それでも価値があると思った。

改めてそのサイトを訪れ、気になる治療費を見ると…。

やはり、この手の治療は保険が効かない。
どうしても高くなってしまう。

もし、この治療を知ったのが、最初の寛解導入療法の効果が無かった2回目くらいだったら…。
「少し強い抗癌剤治療をしてみますか?それとも連れて帰りますか?」と主治医に問われた時だったら…。

8ヶ月間も個室に入っていたため、毎月の支払いが一ヶ月の給料ではまかなえないほどの金額で。
年齢もそうだけど、4年くらい前に前立腺ガンを治療した事もあって、入れる保険がなかなか見つからなかったりして保険には入っていなかったし。
貯金も全て解約してどうにか支払ってきた。
治ると信じて。

そんなスッカラカンの状態で、どうやってこれ以上父の治療費を工面したら良いのか?
このままでは家族全員が共倒れになってしまう。
金銭的にも、精神的にも、肉体的にも、もう限界だ。

家族とも話し合った。
けど、この治療を始めたら、私たちは生きてはいけない。
父の治療で私たちが死ななければならなくなってしまう。
大げさに聞こえるかもしれないけど、これが現実。
特にこのような田舎、生活するのに厳しい山間部では、都会では簡単な事も信じられないくらい困難だ。
医療が破綻している昨今では、何処で生活しているか?生活している場所、地域で寿命が決まると言っても過言では無いのが現状。

父には申し訳ないが、自分達の出来る範囲で精一杯の事をやるしか他に無い。

そこで。
少しでも何かできないだろうか?と、この本を購入したわけで。

決して怪しくは無い。
そして、現在は代替療法として医療から異端児扱いされるこの治療は、今を生きる人々にとってとても必要とするものだと思った。

同じ様に苦しんでいる人が、少しでも早くこの存在を知って、治療の選択肢の幅を広げられたら…。
一人でも多くの人が命を落とさずに済めば…。

西洋医学が、東洋医学が…。
そんな縄張りを守るような事ばかりではなく。
そして、国も当たり障りの無い政策でごまかすのではなく。
人の命にかかわる医療をもっと飛躍的に発展できるような仕組みにして欲しい。
金儲けや体裁の為ではなく。

他にも色々な治療などがあるんだと思う。
ただ私が知ったのはこの治療だったというだけなのだとも思う。

とりあえず。
この治療の存在を一人でも多くの人に知って貰えれば。
私のブログごときで何も変わらないかもしれないけど、本当に小さな事かもしれないけど、何かしら良いきっかけになれば…。

お金の無い私ができる唯一の事、です。





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Last updated  2011.02.17 12:14:41
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