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カテゴリ:本・DVD・映画・テレビ・PC・家電など
『モルフェウスの領域』 著者:海堂 尊 これは一気に読んでしまった。 といっても、4日くらいかかったけど(笑)。 人が5年間眠り続ける。 母親のお腹の中に居るような、そんな医療機器の中で。 その中で眠っているのは…。 『ナイチンゲールの沈黙』で牧村瑞人と同じ病気 網膜芽腫(レティノブラストーマ)という眼球の癌で入院していた佐々木アツシ。 「~であります。」 の口癖がとても印象的で覚えている。 レティノの治療薬が開発され認可されるだろう頃に目覚め、治療する。 その目的で5年間、無事目覚めることができるという保証も、目覚めた時に治療が可能という保証も無い中、期待を胸に、社会から断絶され、ただ独り眠り続ける。 幸い無事に目覚めることが出来たのは良いが、目覚めたアツシを待っていたのは悲しい現実。 そして、そのアツシが眠り、目覚めるまでずっと唯一側で見守っていた日比野涼子。 目覚めた後のアツシも守り続ける為、今度は涼子が…。 私にはちょっと難しくて、読み終わってもよく分からずモヤッとしたところはあるのだけど。 上手く言葉をアウトプットできない私、自分自身でもよく分からず、でも胸が締めつけられるような感覚で。 筋肉弛緩剤を打たれ、液体が満たされ呼吸が止まる。 そこから眠りが始まる。 なんかそれがとてもリアルに想像してしまったからなのか? 読み終わってから数日後に夢にまで見ちゃって。 子供も今の生活もおいて、無の5年間を過ごすって事になるんだけど。 それが『眠り』というよりも『死』という感じの方が強くて。 5年間死ぬんだ、って。 期間限定なんだけど、でも、再び目覚める保証は無く、場合によってはそれが永遠となる、という…。 朝目覚めてドッと疲れてる自分(笑)。 単純だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013.03.01 10:01:56
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