Bert's Playground/Ari Hoenig
朝は、雷がなった。。朝の雷って、、冬を思い出しちゃって、、嫌だな。。昔は全然平気だったのに、、最近、毎日続くどんよりした空で、気分が重くなる。まだ、その気分を思い出すのは、、早いんだけど、、でも、雷の音は、、冬が近いことを思い出させる。こんな時って、なんだか、ネガティブな思考になりやすいのですが。。おまけに、、、世の中、思い通りにならないことは、、よくわかってるのですが。。なんだか、ふてくされてる、、私です。まぁ、、考えても仕方ないときは、、音楽聴くのが、、一番かなぁ。。意味不明な独り言ですいません。まぁ、すぐにご機嫌治ると思いますです。。さて、本題!!大好きなホランド閣下の新譜がでるのを知ったとき小躍りしたんだけど。。メンバー確認したら、ゴッソリ入れ替わっていて、クリポタもスティーブもいなくなってました。ゲェ~~!!秘蔵っこ、ロビンさまは残っていましたが、、でも、ガックリしちゃって涙目でございました。がぁ。。。。これまた、大好きなアリホリが新譜を出すことがわかって、なんと、そこにクリポタの名前が!!!基本は、ギタートリオですかね。ギターも高速フレーズがお得意のジョナサン・クレイズバーグ、そして、先日紹介シタばかりのギラッド・ヘクセルマン。泣けるな。ベースは話題のニューヨーク盤に良く見かけるマット・ペンマン。この人先日、ジョンスコ&ロバーノで来日してましたね。サックスがはいる演奏はこのベース。そして、ギタートリオの時には、もう一人のOrlando LeFleming。二人ともなかなかアグレッシブなベースだと思うんだけど。。あ、あとアルトでWill Vinson。メンバーはたぶんそれぞれ、どこかで誰かのアルバムに参加してます、みたいな仲間うちな感じ。クリポタだけ、別格かも知れないけど。。どうかなぁ。。10曲中、アリ・ホーニッグの曲が5曲。あとは、スタンダード2曲とコルトレーン、モンク、ショーターの曲。オープニングは、一見ギタートリオで素敵なスタンダードでも始まりそうな陽気で脳天気な演奏。次第に雲行きがあやしくなってきて、クリス・ポッターが登場、Moment's Notice。クリポタ見参!って、感じでテーマ吹くと、いきなり怒濤の攻めの体制になります。1分もすると、雄叫びあげて吹きまくり。いきなり、アルバムのハイライトです。受けて立つ、クレイズバーグがまたいかにも手に自信のあるギターらしくビューンと舞い降りるのだな。バリバリと高速フレーズをいれるんだけど、わりと直線的な感じで、なんか余裕な感じ。ゆっくりなベースソロもかっこいいけど、終演に向かってのアリホリのドラムはなかなか聴き応えありです。ギターがヘクセルマンでトリオ演奏。キュートなThe Way You Look Tonight 。トリオのフォーマットなので、それぞれの露出度も高く、アリホリのドラムの凄さが実感出来る演奏かなァ。ヘクセルマンは、やはり言葉で表すとワンパターンだけど、、メロディアス。今回は、可愛らしさもあるし、テクニシャンの遊び心はホント楽しい。この2曲は、かなり私的お気に入り。しっとりと静かなアリホリのSeraphic 。静かに静かに、、繰り返しが続き、、ストレートなアルトとギターが盛り上げていく先には、大きく広がる空間が待っていて、宇宙や自然を感じるおおらかさがある。Ramilson's Brewも彼のオリジナルネ。いかにもクリポタ、ッテ、感じのモーダルなサックスとギターの掛け合いも楽しい。しかし、沸点の低いサックスでいきなりテンションが全開になる。ドラムの不思議な感覚のプッシュとキッチリしたカッティング。アリホリ、のドラムは凄く不思議なんだよねぇ。煽るって、いうのとも違うんだけど、、、なんか、知らぬ間にのせられてる。5曲目.'Round Midnight は、ドラムソロです。はじめて聴く人は、「なんじゃこりゃ」って、不思議な演奏でしょう。。ドラムでメロディ奏でちゃう、アリホリです。これって、ここまでするのは彼の独壇場らしいのですが、結構。賛否両論らしい。私は、やるれるものはやって、どんどん演奏してみればいいと思うのです。いくら技術的に凄くても、つまらないと思われたら、そこまでだしね。ジャズは挑戦ジャ。(笑)ただね、如何に彼が特異なドラマーかって、ことは、特別かな?良くわかると思うのだ。誰も知ってる曲のメロディをここまで「叩き出す」のは、スゲェ。。ことですよね。クレイズバーグのギタートリオで、ショーターのバラードFall 。揺らぎを出して、あのミステリアスな雰囲気を巧く醸し出している。内省的でどことなく異次元な静かな演奏なので、アリホリの繊細さが良くわかると思うんだけど。ギターとベースの向こうに接触面は微妙に解け合っているんだけど、別の空間が存在するような感じ。アルトが入ってタイトル曲です。かっこいいベースソロのあとに、陽性で長尺なアルトソロ、ギターソロ、と、、繋げて行きます。クリポタみたいな熱いブロウとは違うけど、やっぱり、うまいと思うのだ。For Tracy。クライズバーグのちょっと抽象的なギターで、想い出をたどるようなスローでセンチな雰囲気。9曲目は、ファンクっぽい曲。サンプリングかなぁ、、入ったりしてる。クリポタ参加で当然、ヘンチクリンなラインの雄叫びが始まるんだけど、アリホリと二人で進むところはエキサイティングでっせ。後半アリホリの独り舞台っすね。最後は、ヘクセルマンのギタートリオで、、.Embraceable You。スタンダードはヘクセルマンって、ことね。短い意けれど、期待通りの情感タップリの甘い演奏でしっとりと幕を閉じます。メロメロです。はい。あれだけ何でも出来るアリホリのセンシティブな感覚溢れるプレイでした。どうなんでしょう。。どんな人に良いのか、、ちょっとわからん。BGMってものにも向かない気がするけど、難解さ前衛的なものはまったくないんだよねぇ。ホント、楽しい一枚なんですが。。興味のある方、、どうぞぉ。1.Moment's Notice 2.The Way You Look Tonight 3.Seraphic 4.Ramilson's Brew 5.'Round Midnight 6.Fall 7.Bert's Playground 8.For Tracy 9.Green Spleen 10.Embraceable YouAri Hoenig (ds)Chris Potter (ts) #1,4,9Will Vinson (as) #3,7Jonathan Kreisberg (g) #1,3,4,6,7,8,9Gilad Hekselman (g ) # 2,10Matt Penman (b) #1,3,4,7,9Orlando LeFleming (b) #2,6,8,10お昼ですねぇ。。出かけなくちゃ。。では、、退散。。。