パニ鬱とガキと私。

中学２年から・・ある事件が引き金となり、荒れ狂い出した私

高校に進学し、１６になってすぐに原付バイクの免許を取った

学校へは真っ赤な改造原付バイク(笑)で、無断通学(勿論ノーヘル)


その時代はまだヘルメット着用が義務づけられてなかった・・かな



私は小学生の時から人間不信で登校拒否魔だった。６年は殆ど行ってない

だから高校も、当然遅刻・欠課・無断欠席ばかりの日々を送ってた訳で


煙草は中２の夏休みから遊びで。高校に上がってすぐに・・酒浸りの生活

行きつけのスナックに、焼酎とバーボンをボトルキープしていたアホです


いつも学校やバイトやが終わると、帰りにスナックに寄っては酒を飲み

週に２回はディスコ通い、あとはローラースケートランドで暇をつぶし

学校へは必要な時にだけ行った。つまらなかったから。と言う理由だけで



私は将来、絶対絵描きになる…その夢に学校は無意味でしかなかった

だから授業なんてそっちのけで、落書き帳に夢中で絵ばかり描いていた


私がダチに似顔絵を描いてあげると、みんなが心から喜んでくれた

私がバンド活動でステージに立つと、観衆が訳も無くノってくれた



今の子供達は可哀想だ。夢に向かう信念を持つと言う心が欠落してる

親の敷いたレールに乗って、高レベルな高校や大学に合格しても

結局・・社会に適応出来ない「引きこもり」になる場合も少なくない


私の青春時代は荒れ果てていたが、得る物はそれ以上に大きかった

バイクに乗って繁華街を走り回ったり、夜中に補導されて逃げたり

傍目には「生意気」と呼ばれたけど、そんな事もどうでも良かった


そして私は卒業後・・いきなりデザインの現場に足を踏み入れたのだ



地元のアトリエでは腕を磨くのには限界があると思い東京へと渡った

求人誌である編集社のデザイナー募集を見つけ、迷わず面接に行った

幸い即決で採用となったが…同時に過酷な戦いの日々が始まったのだ

過密なスケジュールと納期、時間との戦い・・精神は破壊に向かった



そんな私が・・今は４人の子供の母となり、酒もまったく飲まなくなった

家事や育児に追われ、病気に蝕まれた身体を持っていても、気持ちは幸せだ

私の様に育てとは決して言わないが、子供達には夢を持って行きて欲しい


成績なんてどうでもいいのだ。高校なんて行かなくてもいいと思ってるよ

自分の道を探そう。時にはハメを外してもいいから、前に進んで行きなさい


母さんは・・・どんなときでもアンタ達を守り続ける。負けるな！