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カテゴリ:読書
図書館でムスメのための本を探していた時、偶然、見つけました。
「西の魔女が死んだ」 タイトルから、ファンタジー小説だと思ったのです。 ファンタジーじゃないです。真面目な児童文学です。 中学生のまいは、群をつくりたがる女の子たちの輪からはみだしてしまい、結果、いじめにあい登校拒否。単身赴任の父、仕事に忙しい母は、田舎に住む母方の祖母にまいを預けます。 おばあちゃんは日本語教師としてやってきたイギリス人。実はおばあちゃんの家系は「魔女」の家系なのです。 おばあちゃんの話を聞いたまいは、さっそく魔女修行を始めます。 早起きも出来ず、朝ごはんを食べなかったまいは、自分の力でそんな生活をかえていき、何でも自分で考えて決めることが出来るようになっていきます。そして決めたことをやり遂げる力も身に付けます。 そんな生活の中でおばあちゃんとある出来事をきっかけに、気持ちが行き違ってしまいます。そのまま、元の家族との暮らしに戻っていき… 西の魔女、ことおばあちゃんの暮らしぶりがとても素敵です。特に食べ物関係。本当に美味しそう。ジャムとか、キッシュとか…。食べ物の描写が美味しそうだと、地に足着いてる感じを受けます。 ラストで、鼻の奥がツーンとして、ボロボロ泣いてしまいました。 でも、心が暖かくなるラストでもあります。ネタバレになっちゃうので、詳しくは書けないけど。ムスメが大きくなったら、もう一度、一緒に読みたい本です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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