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テーマ:映画館で観た映画(8561)
カテゴリ:映画
幕開けから気持ちの悪いシーンが続き「エチケット袋持ってきた方が良かったかな」などと、チラッと思ってしまったのですが、大丈夫でした。
異常に鋭い嗅覚と、においに対する執着心を持つ男の物語です。 なんとも不思議なことに彼自身に体臭はなく、そのことが彼を苦しめるのです。 望まれてこの世に生を受けたわけではない彼は、不幸な子供時代を送り、人とのかかわり方が分かっていなかったようです。というか、学びようがなかったというべきなのか… 誰もが手にすることの出来ない才能を持っていても、それだけでは幸せにはなれないのですね。 彼の嗅覚(心)を捉えた第一の女性に、普通に声をかけていたなら、こんな悲しい物語はなかったのに… 人殺しの物語ですから、主人公の行動を肯定することはけして出来ないのですが、とても悲しい気持ちになりました。観終わった後で、頭を切り替えることがなかなか出来ず、帰りの電車の中でもボーっとしてしまいました。 内容が内容ですし、誰にでもお勧めできる映画ではないですが、私は観て良かった映画でした。 ダスティン・ホフマンとアラン・リックマンのコスプレが観れて、嬉しかったなぁ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年04月06日 12時27分35秒
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