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カテゴリ:育児
この日は学校の公開日。
パパが初めて授業参観するとあって、息子達は興奮気味。 小学生とは言っても、幼稚園児に毛が生えたようなもので、ちょっと飽きるとキョロキョロ→クネクネ→ザワザワ→特に男子は落ち着かない。 ようやく授業も終わりに近づいてきた頃、その事件は起こった。 ある父親がツカツカと自分の子供の席に歩いて行ったかと思ったら、頭をポカリ! 前の席の子にも、頭を押すように前に振り向かせたのだ。 その子はびっくりして後ろを振り返り父親を見てから、恥ずかしそうに下を向き固まってしまった。 そのうちポロポロと目から涙が垂れ落ちていた。 その子が何をしたか見てなかったけど、大したことはしていないと思った。 なぜなら、その子は息子と同じ幼稚園出身で、大人しいグループの中でも’king of おとなしい’ってくらい穏やかな子だったからだ。 その様子を見ていた先生が、しばらくしてその子を慰めていると、またその父さんがツカツカ・・・保護者はヒヤヒヤ・・・緊迫した空気が流れた。 今度は、前の子の頭を手で払うように前を向かせたのだ。 「この父親の怒りはコイツだったのかっ」と誰もが思ったに違いない。 ふざけて後ろを振り向いているこの子にイライラしていたのだろう。 よそ様の子を叱ったり、叱られたりっていう経験もいい薬になると思うし、 こんな昔気質のオヤジも貴重な存在かもしれない。 が、ここは学校、しかも授業中。 親は、先生が普段どういう授業をしているのかを見にきているのだから、頭ポカリは反則でしょう? 帰宅してから注意したり、前の子が気になるなら後から先生と話せばいい。 この父親は「叱った」のではなく「怒った」のだ。 私たち親は、どれだけ本当にしつけのために「叱ってる」んだろう? 声を荒立てる時や、ポカリしちゃう時って、本当は自分の感情をすっきりさせいだけだったりする。 でも、結局そんな怒り方をしてしまうと、後で後悔してしまうんだよね。 この父さんも、息子の寝顔を見ながら悪かったと反省していると信じたい! 子供の叱り方ひとつでも、その人の’器’が見えちゃうから、人の振り見て我が振り直せだわね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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