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カテゴリ:育児
騒がしい子供の声がしたと思うとだいたい「ピンポーン」と息子たちが帰って来る。 ドアを開けると息子とその友達数人がニコニコ立っている。 「さぁ~今日はどこを探検する?」と私が聞くと、 「裏やな」と悪戯っぽく笑って家の裏の方に歩いていく息子の友達。 「こんなことしていいの?」と紅一点のしずかちゃんのような女の子が心配そうに私に聞いてくる。 「早くして~もう帰るからねぇ~」と付き合ってらんないって顔してひとりで帰っちゃう。 同じ学年とは思えないほど、女の子はしっかり者だ。 でも、男の子はいつまでも可愛いけど。 ようやく家を一周して帰ってきた悪戯坊主たちは、 「庭がないんや~」「けったいな家やな~」と口々に好きなこと言いいながら楽しそう。 転校してきた息子のような子供には集団下校はありがたい。 ちょうど近所に銀行の社宅があって、そこの子供と朝も帰りも一緒なので息子も楽しそうだし、私も安心。 そして、初日から帰ってくると必ず家の玄関でその子たちと話したり、家に興味津々であちこち見て廻るのが日課になっている。 こちらは面白い造りの学校が多くて、震災の影響か廊下と教室の仕切りがなく隣の教室とは仕切りがあるものの大きなオープンスペースにそれぞれの教室があるという造りなのだ。 息子の学校はちょっと違って両側がそれぞれ廊下で窓もあって、しかもその廊下は屋根はあるもの室外(両側が外なんです!)っていう“けったいな”造りをしてる。 学校によって揃える物も違って、ここでは給食着を各自購入しなければならなかったり(サイズに合わせて購入しなくてはいけないから大変!業者と談合疑惑;)、体育館履きは上履きと別、名札もきちっと印刷したプレートの物をしなければならない。 それに、水道水は飲んではいけないので水筒持参で、給食時の箸セットも持参。 ロッカーには道具入れと言われるダンボールの箱を置くのだけど、6年間使うので頑丈にするため布などを使って親が作らなくてはいけない。 (写真のBOX)有り合わせの布と紐を使って作ったけど、意外に時間がかかって大変だったぞー! 息子は初日の始業式に全校生徒の前で自己紹介をすることになったり、緊張してクラスにも打ち解けられなかったけど、数日経ってから友達の名前が出てくるようになって、今では転校生という特別視をされることもなく楽しそうにやっているみたいで安心した。 たまに関西弁が自然に出てきて「ほんまや」とか「真っ赤や~」とか言っているし。 昨日、息子の学校の家庭訪問があった。 私と同じ位のママさん先生で、自分も転勤族の家庭で育ってきたから気持ちを理解できるとおっしゃってくれたのが心強い。 また、お子さんが双子だったせいか、いつも比べ続け、そのせいで発達の遅い子供の方の身体を壊したことがあったので、学校でも絶対子供同士比較したり、そういう発言はしないようにしている、という話を聞いて、母親としても子供を育てている経験のあるこの先生に安心して任せられると思った。 それにして、こっちが1話すと10返ってくる。 よくもこんなにずっと喋られるなぁ~ってさすがの私も感心するわ。 でも、幼稚園でも1年生の時も面談の時は何を話していいか困ったくらい喋らない先生ばかりだったから面白かったけど。 この先生も今年度初めてこの学校に転勤してきたのだけど、前にいた学校は山手にあるせいかお坊チャマ・お嬢チャマが多く、児童が冷めて親も難しい人が多かったけど、ここはやんちゃだけど子供らしく優しい子が多いと言っていた。 (ようは柄悪いってことかぁー!? でも冷めてるよりいっかっ) 特にこの学年はヤンチャで問題児が多いらしく、毎日問題を起こしてくれると頭を悩ませていた。 それでは、のんびりしている息子は目立つだろうと聞いたら、先生の話では何でも早いほうらしく、学校と家では違うんだな。 ダメだなぁ~と心配しているのは親ばかりかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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