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5年前の今頃も暑かったり雨天だったり、こんな天気だったなと毎年思う。 息子の出産が思ったより重くて、陣痛が始まってから44時間という地獄のような経験をしたせいか、娘の時にはメンタル的に頼れる病院を探した結果、助産院に辿り着いた。 不安はないわけではなかったけど、日本で一番大きな助産院ということと、そこのマイア様のような先生に惚れて最後の出産をお願いした。 早朝に始まった陣痛だったけど、前回のことがあったし痛みが弱かったので家の整理をして息子を車に乗せて実家まで運転し、近くを散歩する余裕もあったけど、さすがに経産婦、強くなり始めたら早かった。 痛みが堪えきれず「痛いぃぃ~」と叫んでしまっても、マリア様の先生が「痛いよね~うんうん」と温かくさすってくれた時、「ここで出産してよかった」って思ったけど、「さぁ、ちょっと移動してみようか」とトイレに連れて行かれて、「さぁ座って~」と座った途端ウォシュレットがシャーとかかった時にはマリア様が鬼に変身したかと思ったわ。 でも、その刺激と座るという行為によって出産が早まるらしく、その通りあっという間に産道が開き、思わずトイレ出産となるところ、再び畳の間に移動して山羊のような四つんばいのスタイルでポロッ、オギャーと。 そしてへその緒も胎盤もついた血だらけの我が子を胸に抱かせてくれてすぐに授乳させてくれた。 しばらくは男女の性別も確かめもせず、そのぬくもりを味わっていたのを鮮明に覚えている。 「あれ?ちょっとーあの人は何してんのよー!」と気が付く。 陣痛の合間に夫に電話すると「どうせまだだろ」とか言ってカツ丼食べてた時間から随分たっているじゃないか! ここは家族全員の中で出産できるというのが売りなのにぃ~とりあえずへその緒だけはつけたまま待っていたら、道を間違えたと頭を掻きながら息子と2人で登場。 2人で「ケーキ入刀」ならぬ「はさみ入刀」 その後、助手さんが驚くべく言葉を吐く。 「胎盤食べますか?生姜醤油用意しますよ」と。 ここで出産する人の8割が「ご苦労さん」の意味を込めて夫婦でいただくらしいが、私達はご遠慮申し上げた。 ある一室では産前産後、全く日の光を浴びてはいけないという産婦さんが暗い部屋で1ケ月暮らしているという。(宗教上とかいう話) トイレを工事しているという隣の部屋から男の人達の話声が聞こえてくる。 「しかし、こんな縄どうするんだろうね~俺達にはさっぱりわかんねぇーや」 どうやら新しいトイレには「踏ん張り縄」が取り付けられたらしい。 まぁ、助産院を選ぶ人のほとんどは(私を含め)一風変わっていないはずがない。 でも、生まれてからずっと隣の布団で一緒にいられたり、みんなで揃って食べる助手さんの手作り夕食やら、アットホームな雰囲気はもう一度滞在したいという気持ちにさせてくれる。(もうないけど) そこは出産前の準備からこだわってて、ヨガやお灸、瞑想などでメンタルな部分をサポートしつつ、出産してからもハーブやアロマを取り入れたり、いかに快い出産と産後を過ごせるかを考えられていた。 私のハーブやアロマに興味を持った原点。 そうやって生まれ育ったせいかどうかわからないけど、私と娘はすごく気が合うような気がする。 生まれてから5年もたったとは思えないほどまだまだ赤ちゃんに感じるけど、そんなに急いで大きくならないで欲しいとも思っちゃう。 でも口は達者で、芝居は打てるし、兄よりもずっと大人に感じる時はちょっと怖いけど。 どこで覚えたのかパパに「命令しないで!」とか言ってるし・・・ 今日の誕生日会は近くのイタリアンレストランで家族だけで祝った。 普通の店と思ってたら、どうやら大阪からわざわざ食べに来るほどの人気店なので、早めに行って早めに退散したけど。 前菜もパスタも美味!特にローマ流のパリパリした生地のピザが子供のお気に入り。 物欲が弱い娘のプレゼントはいつも悩むが、なんとなく私が気に入ったボックス型の苺柄のバッグと、産まれた頃からの写真を貼ったアルバム絵本。 この絵本は、以前通ってた育児サークルで教えてもらったものだけど、子供って自分の小さい頃の写真って喜ぶんだよね。 あとは欲しいのは・・・犬だって! 貴女がまだ動物なのに、もう一匹増えるわけでしょ。 只今検討中。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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