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カテゴリ:育児
今日は娘と息子の参観日が重なって、途中友達とティータイムが入り、息子が帰宅後にはスイミングという強行軍。 娘の幼稚園は、500坪という豪邸だった所を改造して作られたため、半分が大正ロマネスク調の建物で、半分がログハウス風と変わった造りになっている。 園庭の端には未だ灯篭があったり、林のような自然が残されている。 定期的に行われる英語の授業と、ピアノの演奏に合わせてひとりひとりスキップするという古典的なお遊戯との対照的な授業を見た後、親子体操で汗をかく。 この幼稚園では参観するしないは自由なんだけど、半分位の親は来ていなかったのには驚いた。 前の幼稚園では、どうしても来られない場合は旦那さんや親御さんが来るというのが常識になっていたので。 うちの娘は何日も前からママが来るって喜んでいたし、小2の息子ですら楽しみにしているのに、働いていない母親がそれ以上に大切な用事があるのだろうか、と思ってしまう。 私だったらどんな煩わしいことがあっても、娘が喜ぶなら我慢ができるけど、それ以上に煩わしいことが嫌と思う親も少なくないのかもしれない。 でも、それぞれ理由、考え方や価値観は違うのだから、それは否定できない。 午後になって息子の学校に行く。 今月に行われた「街探検」の成果を、紙芝居や人形劇にして班毎に発表した。 道徳の時間を利用して、近所のスーパーや八百屋、公園、中学校などに出向き、調査や店員に質問していた内容は想像していたよりしっかりしたものだった。 こうやって子供たちの成長をライブで見られるって幸せなことだと思う。 帰り道、先日毛虫に刺された友達とその母親と帰ることになった。 通学を一緒にしている近所に住む銀行の社宅の友達で、よく家に遊びに来てくれる仲良し君達だ。 「いつもお邪魔してすみません」と恐縮した様子の母親。 いつも遊ぶ場所が家なので悪いと感じているのかもしれないけど、みんな常識的で良い子だし、子供たちが楽しく遊んでいるなら私は気にならない。 そして、先日の毛虫の話になり、ひとりの母親が「公園にある琵琶の実をもぎ取って食べたらしいよ」と話す。 もうひとりの母親の目が2倍の大きさになり、「え~~~~!!あの子何やってるの!」と驚き怒っている。 毛虫がいるからというわけではない、琵琶の実を採って食べたことに驚いていたのだ。 息子は何度かそこの琵琶の実を採ってきて食べたり、妹や私に皮を剥いて食べさせていた。 私なんか「すごいね~甘いね~」と嬉々として食していたというのに。 「ヤバイ、これは息子の影響だ・・」と身が縮まったけど、何がそんなに悪いことなんだろうとも思った。 時代は違うとは言え、男の子達が通るべき冒険の道のひとつではないかと思っている私には、この母親達の考えの方がむしろ驚くべきものであった。 私が幼い頃、男の子のように毎日遅くまで真っ黒になって遊んでいた女の子だったからかもしれないけど、そこで感じ得たものは大人になってからでは到底できない体験だと今振り返って思うからこそ、同じような体験をして欲しいと思うのだ。 たとえ毛虫に刺されても、ちょっとくらい怪我しても、それは良い経験をさせたと感じる私のような親は失格なのだろうか? 以前から思っていたけど、なんか子供達が萎縮して遊んでいるように感じる。 家に遊びに来てもゲームにかじりつきの息子の友達に外で遊ぶよう促すと、外は「虫がいるから」とか「暑いから」と言われるとなんだか寂しい気持ちになる。 さらに帰宅時間を10分おきに気にして遊ぶ子や、親に家ばかり行くのを咎められた子が泣きべそかいて「今日は行かれません」と電話してくる時もやるせない気持ちになっちゃう。 そして、毛虫騒動以来、みんな「草むら禁止令」が出たらしい。 そんな結論でいいのかな? 小学校に入ると、親の顔を知らない子供たちと遊ぶことも多くなり、働いている親もいれば、逆に危険な方向へ導く問題児もいる。 どんな友達と遊ぶかは本人次第だと思うけど、選択する友達や親の影響ってきっと大きいんじゃないかな~って思うんです。 私も、自分みたいな親ばかりじゃないということを常に考えて、他のお子さんをお預かりしないといけないようですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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