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カテゴリ:関西生活
この夏休みの来客者の宿泊数を数えてみたら、今日までの1ケ月間の半分はあった。
賑やかなのは楽しいし、子供達も飽きることなく夏休みを満喫しているので嬉しいんだけど、だんだん私の身体が言うことをきかなくなってきてる。 そんな中、お友達のMさん夫婦が企画してくれた「ディープな神戸の夏」というツアーに参加することになった。 (注1)私が連れて行って欲しいとお願いし、勝手に命名したんですがね。 私達は骨休みのために、のんびり中華料理とビールを飲んで、まったりカフェでも行ってお茶してお喋り♪というつもりで・・・ 最初に向かった所はベトナム人が作る中華レストラン(=中越料理というらしい)。 店の裏側が表道に面しているのがいけなかった。 いきなり油っこい中華鍋で頭をガツーンとやられたような衝撃を受けた。(写真がないのが残念) 表側は下町の一角のよう→ ところが、料理にたどり着く頃には気持ちが反発して絶好調↑外見より性格重視派に向いている! 何食べても美味だったけど、蒸し春巻き&タレは食べたことない味で一番のお気に入り。 知る人ぞ知る店なので店内には芸能人のサインが所狭しと飾られていて、この店の人気ぶりが伺える。(周富徳さん・・・来てもいいけどサインは飾らせちゃダメよ) 「さぁ~ちょっと上の方でお茶でもしましょう」とM夫さんの案内でタクシーに乗車。 普段は歩く距離だけど、今日は子供もいるし暑いので・・・と気を使ってくださって。 しかし予想していた距離を過ぎ、タクシーは本格的に登山することに。 あと10cmずれていたら奈落の底へ~というような絶壁の山道をひたすら登るタクシー。 そして、崖っぷちを見つめながら口数が減ってくる夫。 どう急ぎ足で大人が歩いても1時間はかかる距離を、Mさん夫婦は「歩けない距離ではない」と言った。 確かに「歩けない」ことはないが、「歩けない距離ではない」というのは適切だろうか。 しかし、この距離を!しかもこの坂を!ベビーカーを押しながら行来したことがあるとのこと。 坂道を「糞転がし」のようにして転げ歩いて降りたとか。あっぱれだ! とてもそんなアクティブ派には見えないこのお2人の何処にそんなパワーが隠されていたんだろう。 そして、そこから降りてさらに登山するのだ。 今からおばあちゃん家行ってきま~す。違う違う! ヒヨコ地蔵尊?可愛いような怖いような。 奥入瀬渓流で~す。違う違う! イガグリ坊主達よ、もう秋かい? そしてこれがカフェとやら。ディープだわ~ (注2)本当はその上にある洒落たカフェ風(?)に行きたかったけどCLOSEだった。 「救急担架はココ」という看板を見逃さなかったわ~ 実は登山口になっていて、早朝5時~昼2時オープンの登山者用の茶屋なんです。 でも、異人館をちょっと上がった所にこんな高尾山みたいな所(って関東人しかわからないか)があるなんて驚き! すごくいいパワーを感じた。 そしてまたまた「ちょっと公園があるんで・・・」と隊長M夫さん。 案内標識を見ると「○○公園1.1km→」 え~と、よく80M歩くのが1分って言うよね、だとしたら、え~と、え~と??? と考えたところで、すでに脳みそは機能を果たしていない。 私が思い描いていた景色を見渡せる白亜のカフェはいつになったら現れるのか? 景色は現れた! 素敵な民家もあり。 ジャスミンの芳香でアロマ効果! 中国人がお参りによく来るという神社が突如出現。 かと思ったら公園が現れ、子供達のテンションは一気に上がる↑ 「この先にビーナスラインがあります」とM夫さん。 大昔行ったことがあるな~と懐かしく思い、うっかり「歩けるんですか?」と聞いてしまった。 そして恐怖の言葉が返ってきた「え~歩こうと思えば」 降参しました! ジェットエンジンの持ち主と言われた私も参りましたっ。 NYでセントラルパークからバッテリーパークまで数時間歩いた私達も、数日間の疲れと暑さでギブアップです。 そして締めがココ「北野ホテル」のラウンジ 私の想像していたカフェはこれです! トイレが可愛くて、宿泊してみたくなっちゃった。 いやぁ~見事な演出でした。 ディープな所に始まり、意表をついたキリンビールの提灯の茶屋、神社や公園、最後には女心をくすぐるのも忘れない。ニクイぞ! なんだかんだ言って、こういうミステリーツアー私は大好き! でも、たいがいコーディネートするのは私で、連れて行ってもらうのがこんなに怖くて面白いものだったのかと知ったわ~ それにM夫妻って、見た目よりアバンギャルドでマドヒストだったということも。 まぁ、変わったことが好きな人じゃないと私は付き合っていただけないので、安心しました。 今度は「京都魔界伝説ツアー」に参加するつもりです。 ガイドブックに載っていないディープな関西を味わいたい方は私を通してMプランニングへご連絡を♪ (注3)妊婦、高血圧、心臓疾患の方はご遠慮ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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