昨日の娘のクリスマス会の「生誕劇」でのこと。
イエス・キリストの誕生の時に東方の三賢人が捧げた物3つ。
「乳香」 「没薬」 「黄金」
この「乳香(にゅうこう)」とは「フランキンセンス」
「没薬(もつやく)」は「ミルラ」
こんな昔から日常に精油が使われてきたことに改めて驚く。
歴史はもっと古くて、紀元前3000年前。
その間、廃れかけたり、舞台がヨーロッパからアジアに移り、またヨーロッパへ。
西洋医学が300年というのだから、植物療法の分野にはとうてい勝てないのだ。
もちろん不治の病と言われてきた病気も、現在の医学で治すことはできるようになった。
西洋医学の強い薬効に頼らないといけない場合もあるけれど、
その前に病気にならないための予防や、病気の初期症状は自分で治せたらいい。
どんな症状でも同じ風邪薬を出す小児科医。
抗生物質も摂り過ぎると効かなくなるという事実も知った。
なんでもかんでも病院に頼るのはどうかな?
って思い始めてた頃にハーブと出遭った。
最初はなかなか飲んでくれなかった子供達だけど、
色々と試行錯誤して、今では大好きになった。
ウチの場合、甘酸っぱいのが好みみたい。
特に 「シロップ」 が便利。
イギリスなどでは 「コーディアル(砂糖水)」 として売られていて、
医療制度が厳しい国ほど、病気に対する予防は重要視されているんだな~って思う。
ウチでも何種類かのシロップ(コーディアル)を作って飲ませてる。
ハーブを煮詰めて、ハチミツか砂糖を加えてさらに煮込む。
半年~1年は保存できる。
風邪予防(エキナセア、リコリス、エルダーフラワー)
痰が絡む咳用、空咳用、喉痛用
息子用のアレルギー性鼻炎用
それに加えて、チンキ剤も使用している。
ウォッカのような度数の高いアルコールにハーブを2週間位漬け込んだもの。
飲む時は熱湯を注いでアルコールを飛ばすので子供でも大丈夫。
免疫力を高める「エキナセア」
軽い腹痛の時のために「フェンネル」
月経前症候群の症状が出たら「チェストツリー」
と、症状別に作って冷暗所に置いてある。
最初飲みづらかったので敬遠していたが、
水には溶け出さない薬効の高い成分が効くのか、一発で効く!
今でもこうやって薬をハーブで手作りしている家庭が外国には沢山ある。
そういえば昔、お腹が痛い時、
祖母が作ってくれた梅肉エキスを舐めるとすぐに治ったっけ。
いずれも「生活の木」やネットショップでも売っているけど、
高いし、濃度が薄いので、ぜひ手作りしてみてください。
クリスマスツリーに飾った手作りジンジャークッキー。
ジンジャー、シナモン、ココア
日持ちがして、身体を温めるハーブを使用している。
ここにも古人の知恵を垣間見ることが出来る。